マーチ・マッドネス2019:ヴァージニア大V!もしテキサス工科大優勝のベッティングを「PropSwap」で売却していたら…
NCAAカレッジバスケットボールトーナメント2019”マーチ・マッドネス”のファイナル(決勝)が日本時間9日にUSバンクスタジアムで行われ、南地区第1シードのヴァージニア大が85-77で西地区第3シードで初のファイナルフォー進出のテキサス工科大を破り、悲願の初優勝を遂げた。
The last dance belongs to Virginia! 🕺#NationalChampionship | @UVAMensHoops pic.twitter.com/ynqLAsvH8X
— NCAA March Madness (@marchmadness) 2019年4月9日
テキサス工科大は、八村塁率いる第1シードのゴンザガ大をエリート8(準々決勝)で破ってファイナルまで進出していた。
マーチ・マッドネス2019開幕前に「カジラグ」が配信した記事によれば、ブックメーカーが発表していた優勝オッズでヴァージニア大は4番手の12.00倍オッズであった。そういう意味では、優勝有力校が勝ち上がって、頂点に立ったという結果であったことは間違いない。
しかし、今回の決勝戦でもしテキサス工科大が優勝していたら……。”たられば”が許されないのがスポーツの世界だが、もしテキサス工科大が優勝していたら40万ドル(約4400万円)を手にしていたのかもしれないのだ。
昨年の11月、まだカレッジバスケットボールシーズンが始まって間もない時に、ある男性がラスベガスの「Westgate Las Vegas SuperBook」で201倍の優勝オッズが付いたテキサス工科大に1500ドルをベット。さらに、ブックメーカー「ウィリアムヒル」がアメリカで手がける「William Hill Race and Sportsbook」でも126倍オッズのテキサス工科大に800ドルを賭けた。
もし、テキサス工科大が今回優勝していたら2つのベットを合わせて40万ドルのリターンとなっていた。
ファイナルフォー(準決勝)が行われる現地6日、彼はスポーツベッティングの券の売り買いが出来るブックメーカー版e-Bayとも言われている「PropSwap」でこのテキサス工科大優勝ベットの券を販売しようと試みた。800ドルを賭けた券を20,250ドル(約223万円)、1500ドルを賭けた券を65,000ドル(約715万円)で「PropSwap」のウェブ上で売りに出した。
もし、売っていたらテキサス工科大の決勝での結果に関係なく、彼は約1000万円近いお金を手にすることが出来ていたのだが、彼は売らずにホールドしていた。賭けで敗れた彼は2,300ドルの損を出したが、勝っていれば4400万円の大金が転がり込んできていたのだ。
勝つか負けるか、そして「PropSwap」で売るか。ロングショットの難しさと醍醐味、そして「売るかホールドか」の選択もできるアメリカのスポーツベッティングは実にエキサイティングだ。