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フィリピンでは、海外向けのオンラインカジノを終了するという方向性に動いていることから、違法性のあるものは摘発していく方針が進められています。

以前はオンラインカジノのライセンスも発行し、海外向けのサービスも展開している国となっていましたが、現在は海外向けのオンラインカジノは違法扱いに変わっています。

そんなフィリピンでは、外国人が運営していたと思われているオンラインカジノが次々と摘発されており、逮捕されている人が増えているのです。

なぜフィリピンではオンラインカジノの摘発が進められているのか、そして日本へどのような影響が出ていくのか見ていきましょう。

この記事は

遊雅堂様とのコラボでお送りします。

フィリピンで違法オンラインカジノが摘発

フィリピンでは、違法とされていたオンラインカジノが次々と摘発され、多くの人が逮捕されることとなりました。

フィリピン当局は違法オンラインカジノの拠点を摘発し、8月31日の家宅捜索中に150人余りの外国人を逮捕した。

Bloomberg

今回逮捕されたのは、違法オンラインカジノに関与していた150人余りの外国人です。

オンラインカジノでこれだけの逮捕者を出しているのはかなり珍しいことではありますが、フィリピン当局が本気でオンラインカジノに関する摘発を進めていることがわかります。

なお、逮捕されている人は国の内訳が発表されており、次のような国の出身者が逮捕されていました。

フィリピンに近いインドネシアが多いのはわかりますが、フィリピンと敵対していると思われる中国人がかなり逮捕されているのは意外なところです。

この内訳を見てもわかりますが、オンラインカジノで違法とされているサービスは中国人が中心となって運営されているものが多くなっており、詐欺のために活用されていることがわかっています。

今回の摘発はインドネシア大使館の要請によって進められたものですが、逮捕されているのがインドネシア人よりも中国人ばかりだったことが衝撃と言えるのです。

大統領府組織犯罪対策委員会（PAOCC）のウィンストン・カシオ報道官によれば、当局は中国人とインドネシア人、ミャンマー人が運営する「少なくとも3つの詐欺拠点」を突き止めた。今回の家宅捜索はインドネシア大使館の要請によるものだという。

Bloomberg

3つの拠点はいずれもホテルだったことが判明しており、その中で海外向けのオンラインカジノを運営していたと判明しています。

フィリピンでは、7月に海外向けのオンラインカジノは禁止するという方針を決めたことにより、ライセンス自体が事実上失効している状態で、オンラインカジノが違法なものになりつつあります。

今回はインドネシア側の要請によって行われたものではあったものの、3つも詐欺拠点が存在していたこと、フィリピン側にとっては厄介なものが存在していたことは事実なのです。

フィリピンはオンラインカジノの撤去を一気に進めようとしていることがわかりますね。事実上のライセンス廃止、オンラインカジノの禁止と出したことにより、今後フィリピンを拠点としている集団は摘発されていくのが確実な状態となっています。

今回の逮捕が日本へ与える影響

フィリピン側が逮捕に踏み切っている状況ですが、現時点で日本への影響は少ないと見られます。

今回の逮捕で日本人がいなかったことに加えて、元々日本ではオンラインカジノの運営は禁止されているものですから、摘発されているカジノがどのサイトなのかもわからない以上、影響はないのです。

ただ、フィリピン関連のオンラインカジノは事実上危険なものと判断しなければならず、今後はライセンスのチェックをしなければなりません。

ライセンスがヨーロッパ系であれば問題ありませんが、フィリピンのライセンスを持っていると表記しているところは危険で、事実上ライセンスを持っていないものと同じ扱いです。

ジパングカジノのように、フィリピンのライセンスからヨーロッパ系に切り替えているところも出てきましたが、フィリピン系のオンラインカジノは今後残らない可能性が極めて高くなっています。

これからはヨーロッパ系のオンラインカジノだけに狙いを絞ってプレイするように心がけ、アジア系のライセンスだからという理由だけでフィリピンのカジノで遊ばないようにしましょう。

日本人ができることは、海外の方針に従いつつ、オンラインカジノをプレイしていくことです。

まとめ

フィリピンは本気でオンラインカジノを潰そうとしています。

オンラインカジノは舞台をヨーロッパへと変え、プレイヤーを集めることになります。

日本人が遊ぶ場合も、フィリピンではなくヨーロッパ系のライセンスを持つカジノだけに絞ってください。