【平昌五輪】フィギュアスケート男子、羽生結弦の復活連覇なるか?それとも好調の宇野昌磨が金メダルか?
2月9日に開幕する冬季オリンピック「平昌五輪」で日本勢として金メダルの期待がかかる男子フィギュアスケートは、怪我からの復帰、そして五輪連覇を狙う羽生結弦と、日本選手権で大会2連覇を果たして勢いに乗る宇野昌磨の”日本人対決”に注目が集まる。
フィギュアスケートは、まずは9日から団体戦からスタートするが一つ残念なニュースが入ってきた。羽生が個人戦に専念するために団体戦への出場を断念したというものだ。宇野との二枚看板で金メダル大本命と目されていた日本だったが、羽生の不出場で金から表彰台へと下方修正を余儀なくされたことは間違いないだろう。
そして、男子シングルは16日からスタートする。16日はSP、17日にはFSが行われ、両種目の合計得点でメダルの色が確定する。イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」が男子フィギュアスケートの金メダルオッズを発表し、羽生と宇野を2番手に並ぶ3.25倍のオッズを付けた。そして、金メダル候補の本命にはネイサン・チェン(アメリカ)を推して、オッズは2.87倍となった。
本来ならば羽生が大本命となっていたところだろうが、やはり昨年11月のNHK杯直前の公式練習での怪我が痛かった。ピョンチャン五輪の舞台がぶっつけ本番となる羽生には、やはり試合勘への不安がスポーツベッターたちの脳裏をよぎってしまうのは間違いないだろう。
宇野は2017年世界選手権で2位、同年のグランプリファイナル2位と上位で安定した力を見せると同時に、ISU公認大会において史上初の4回転フリップを成功させるなど自信を深めて五輪へと挑む。
実績の羽生か?勢いの宇野か?スポーツベッターの考え方も大きく分かれるところだろう。
18歳のチェンは四大陸選手権2017で優勝し、グランプリファイナルをも制して羽生と宇野を実績と勢いにおいて若干上回るというのがブックメーカーの見立てだろう。羽生と宇野にチェンが入っての三つ巴の金メダル争奪戦となりそうだ。