ピョンチャン五輪閉幕の足音が聞こえてくるこの時期、日本のサッカーの開幕が幕を開ける。

明治安田生命JリーグのJ1リーグが23日、J2リーグが25日にそれぞれ開幕する。昨シーズンのJ1リーグを制した川崎フロンターレは25日に清水エスパルスとアウェイで、AFCアジアチャンピオンズリーグを制した浦和レッズは24日にFC東京とこちらもアウェイで開幕戦に挑む。また、J2リーグでは、J1昇格プレーオフ決勝で惜しくもスコアレスドローでJ1切符を逸したアビスパ福岡は25日にホームでFC岐阜を迎える。

J1の優勝争いは、川崎と浦和を軸に繰り広げられるだろう。川崎は昨シーズンのJ1リーグを制して、昨シーズンから放映権に関する大型長期契約を結んだDAZN（ダゾーン）からの約22億円の優勝賞金をゲットし、FC東京から大久保嘉人を呼び戻したり、横浜Fマリノスから斎藤学を獲得するなど積極的な選手補強を図った。

浦和は昨年のAFC覇者となってチームとしての自信を付けて今シーズンに挑んでくる。トップの興梠慎三、中盤の阿部勇樹、そして終盤には槙野智章など経験豊富なタレントがそろっており、間違いなく上位争いに絡んでくるはずだ。

この2強に加えて、かつて3連覇を経験し、海外でプレーして約8年ぶりに内田篤人が復帰した鹿島アントラーズ、そして昨年の天皇杯および今シーズンのJ1リーグの前哨戦ともなるフジゼロックススーパーカップで川崎を破ったセレッソ大阪にも勢いがある。

イギリスのオンラインカジノ「ウィリアムヒル」がJリーグ2018のJ1リーグ開幕戦のオッズを発表した。23日金曜日に行われる開幕戦「サガン鳥栖対ヴィッセル神戸」は、鳥栖勝利が2.50倍に対して神戸勝利が2.75倍とオッズは非常に拮抗している。また、2強の浦和、鹿島はアウェイでの開幕戦となったが、それぞれ1.91倍、1.80倍と有利との見立てとなっている。

25日に開幕するJ2は、J1昇格プレーオフ決勝で名古屋に引き分けてJ1切符を逸した福岡と岐阜の対戦がJ2の今季最初の試合となる。「ウィリアムヒル」発表のオッズでは福岡勝利が1.70倍に対して岐阜勝利が4.60倍と福岡が圧倒している。開幕戦計11試合、22チームの中から来シーズンJリーグ最高峰リーグでプレイできる権利を得るチームはどこになるのか楽しみだ。