NBA2017－18レギュラーシーズンが終了した。年間を通しての合計観客動員数が史上初となる2200万人超えを達成するなど盛り上がりを見せているNBAは日本時間15日からプレーオフに突入する。

イースタン、ウェスタン両カンファレンスから各8チーム、計16チームにより今シーズンのNBA王者を決める戦いがスタート。イースタン・カンファレンスからは（1）ラプターズ、（2）セルティックス、（3）シクサーズ、（4）キャバリアーズ、（5）ペイサーズ、（6）ヒート、（7）バックス、そして（8）ウィザーズが出場。

ウェスタン・カンファレンスからは（1）ロケッツ、（2）ウォリアーズ、（3）トレイルブレイザーズ、（4）サンダー、（5）ジャズ、（6）ペリカンズ、（7）スパーズ、そしてレギュラーシーズン最終戦で切符をつかんだ（8）ティンバーウルブズがプレーオフ進出を果たした（数字はレギュラーシーズンのカンファレンス順位）。

ビットコインなどの仮想通貨が利用できるブックメーカー「Sportsbet.io」がNBA2018プレーオフの優勝オッズを更新し、チーム史上初となる連覇を狙うウォリアーズに最有力となる2.25倍のオッズをつけた。2番手には僅差でロケッツで2.55倍、3番手には昨年のファイナリストであるキャバリアーズが8.20倍、そしてイースタン・カンファレンス首位のラプターズが9.90倍で続いた。

NBAのスポーツベッターは2連覇を目指すウォリアーズを最も支持した。レギュラーシーズンは58勝24敗とカンファレンス2位の成績だったものの、チームの大黒柱であるステファン・カリーやケビン・デュラント、クレイ・トンプソンら優勝を知る実力者が顔をそろえる。唯一の不安材料は、カリーがレギュラーシーズン終盤戦にケガで戦線を離脱したことか。プレーオフに何とか間に合うとの情報だが、ケガからの復帰となるカリーのパフォーマンスがチームの鍵を握るだろう。

このウォリアーズを上回る力をレギュラーシーズンで見せたのがロケッツ（65勝17敗）だ。何といってもジェームズ・ハーデンがレギュラーシーズンから大爆発。1試合の平均スコアは30.4得点と抜群の得点能力を誇る。そのハーデンをガードのクリス・ポールがうまく生かし、ゴール下ではクリント・カペラが強さを見せた。順当に行けば、カンファレンスファイナルでウォリアーズとの決戦になるが、レギュラーシーズンでは3度戦って2勝1敗とロケッツが勝ち越している。

イースタンカンファレンスを59勝23敗で首位に立って勢いに乗るラプターズと、昨年のプレーオフファイナルでウォリアーズに敗れたキャバリアーズがイースタン・カンファレンスを勝ち上がってきそうだ。レギュラーシーズンではよもやの4位で以前ほどの強さは見られなかったキャバリアーズだが、大舞台にめっぽう強いレブロン・ジェームズの存在は大きい。

ブックメーカーの優勝オッズではウェスタン・カンファレンスの2チームの評価が高いが、ウォリアーズとロケッツ、どちらか一方しかファイナルへ進出は出来ない。カンファレンスファイナルで死力を尽くすであろう”2強”に比べると、イースタン・カンファレンス王者の方がファイナルを戦う余力は残っているとの見方もできる。

注目のNBA2018プレーオフ開幕戦全8試合のオッズを「Sportsbet.io」が発表。毎試合発表されるブックメーカーのオッズの数字を見ながら、ビットコインを増やしていくのもまたいいのではないだろうか。