イギリスの老舗ブックメーカーで、今や国際的なブランドとなっている「ウィリアムヒル」は2018年も幸先の良いスタートを切っている。

「ウィリアムヒル」は2018年最初の四半期（4月24日までの17週）を終えて財務に関するリポートを発表し、オンライン部門とアメリカ市場において強い成長を見せたことが明らかとなった。

特にアメリカ市場の成長は著しく、前年比で45%の収益増をもたらせた。また、オンライン市場においても12%の収益増を見せており、改めて「ウィリアムヒル」のブランド力の強さ、人気が浮き彫りとなった。

オンライン市場における収益増には、フットボール（サッカー）と特にイギリスで大人気の競馬レースであるグランドナショナルとチェルトナムフェスティバルが行われ、その結果によるものという。

また、アメリカ市場における収益の伸びは、2018年最初の17週期間中に、アメリカで人気を博しているスポーツイベントであるスーパーボウルやNCAAカレッジバスケットボールトーナメント”マーチマッドネス”、そしてゴルフのマスターズに多くのスポーツベッターがベッティングを楽しんだことによるところが大きい。

「ウィリアムヒル」のフィリップ・ボウコックCEOはこの結果を受けて次のようにコメントしている。

「ウィリアムヒルは2018年にとてもポジティブなスタートを切ることができた。我々はイギリスのトリエンナーレ・レビュー（UK Triennial Review）の結果 やアメリカ最高裁のスポーツベッティング合法化の裁定について見守りつつも、顧客に対して最高にすばらしい経験を提供することに注力していきたい。特に6月に行われるロシアワールドカップ（ロシアW杯）については力を入れていきたいと考えている」