イギリスの一足早い夏がやってきた。ロイヤルアスコット2018が19日から5日間、英国のロイヤルアスコット競馬場で開催される。今年は総賞金が前年比で10％増額され730万5000ポンド（約10億7100万円）となるなど、例年以上に熱気を帯びそうだ。

このロイヤルアスコット競馬場はイギリス王室が所有する競馬場であり、毎年エリザベス女王をはじめイギリス王室が来賓として招かれ、ドレスを身にまとった淑女たちも数多く競馬場に足を運び、大変華やかな競馬であることでも有名だ。

そして、そのエリザベス女王が毎年のように注目されるのが「帽子」だ。英国の老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」は、初日（19日）にエリザベス女王が何色の帽子を着用してくるかのオッズを発表している。

このオッズによると、ブルー（青）が3.50倍で最有力と見られており、ピンクが4.00倍、イエロー（黄色）とグリーン（緑）が5.00倍と続いている。競馬意外の要素が賭けの対象となるのがブックメーカーのブックメーカーたるゆえんだ。

もちろん、ロイヤルアスコットの競馬レースのオッズも発表されており、19日からの5日間で全8レースものG1レースが開催される。今年は、日本からタワーオブロンドンがセントジェームズパレスステークスとコモンウェルスカップの2レースに登録したが、最終的には出走を取りやめた。

ロイヤルアスコット2018のG1レースの「ウィリアムヒル」発表オッズについては、下記から最新オッズを参照されたい。

【ロイヤルアスコット2018G1レース日程と最新オッズ情報】
＜6月19日＞
クイーンアンステークス
キングズスタンドステークス
セントジェームズパレス
＜6月20日＞
プリンスオブウェールズステークス
＜6月21日＞
ゴールドカップ
＜6月22日＞
コロネーションステークス
コモンウェルスカップ
＜6月23日＞
ダイヤモンドジュビリーステークス

名伯楽オブライエン師＆名騎手ムーアは何勝？

注目されるのは、イギリス王室や馬だけではない。レースの主役である馬を育て上げる調教師とその馬を乗りこなすジョッキーにもロイヤルアスコットでは特に注目が集まる。

世界競馬を代表する調教師で、2016年の凱旋門賞では調教した3頭が1着から3着を独占する偉業を成し遂げたエイダン・オブライエン調教師が管理する馬が、このロイヤルアスコットで何勝出来るかのオッズも「ウィリアムヒル」から発表されている。

5勝以下が2.25倍と最有力となっているが、6or7勝も2.37倍と肉薄しており、オブライエン師の凄さが際立っていることがオッズからもわかる。

また、このオブライエン厩舎の主戦騎手を務めているのがライアン・ムーア騎手だ。日本の競馬場でも騎乗することもあるためその実力を知っている日本のファンも多い。

そのムーア騎手がロイヤルアスコットで何勝出来るかのオッズも発表されており、6勝が最有力で3.50倍となっている。そして5勝と3or4勝が3.75倍と並び、7勝以上が5.00倍と続き、2勝以下は最も可能性の低い7.00倍となっている。

ロシアW杯が14日からスタートしており、世界の目はロシアの方を向いているが、19日からはぜひイギリスの競馬も一緒に楽しんでみてはいかがだろうか？