3度目の正直で挑んだベスト8進出への壁にまたもやさいなまれたサッカー日本代表は、すでにロシアの地を去った。しかし、ロシアW杯の決勝トーナメントはここからが佳境へと突入する。
日本時間6日午後11時にホイッスルが鳴る「ウルグアイ対フランス」戦を皮切りに、いよいよ準々決勝がスタートする。ビットコインなど40種類の仮想通貨が利用できるブックメーカー「Sportsbet.io」がオッズを発表し、ウルグアイ勝利が4.70倍に対してフランス勝利が1.96倍でフランスが有利との見立てとなっている。
また、日本が2-3で惜敗したベルギーはブラジルと日本時間7日午前3時から対戦し、ベルギー勝利が3.60倍に対してブラジル勝利が2.13倍と若干劣勢と見られている。また、同日午後11時から行われるスウェーデン対イングランドの試合は、スウェーデン勝利が4.70倍に対してイングランド勝利が1.91倍とイングランドの評価が高い。
準々決勝最後の試合は開催国で大躍進を続けるロシアがクロアチアと激突。ロシア勝利が3.85倍に対してクロアチア勝利が2.20倍と劣勢と見られているが大声援を背に受けてその評価を覆す可能性も十分に考えられる。
得点王争いはケインが最有力!
準々決勝の顔ぶれには、世界的なエースストライカーの二人の姿は決勝T1回戦で消えた。リオネル・メッシ率いるアルゼンチンはフランスに、クリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガルはウルグアイに相次いで敗れた。得点王争いを演じるであろうと期待されていたメッシとロナウドが準々決勝にいないことは残念でならない。
とはいえ、準々決勝に進出したチームの中にも世界的な点取り屋はいる。「Sportsbet.io」が発表したロシアW杯得点王オッズによると、イングランドのハリー・ケインで1.23倍のダントツの有力オッズがついた。グループリーグ2試合と決勝T1回戦に出場して6ゴールを奪ったプレミアリーグで2年連続得点王のケインは、W杯でも現在得点王の首位に立っている。
そして、2番手にはベルギーのロメル・ルカクで10.50倍のオッズとなった。日本戦でこそ完全に封じられて無得点に終わったルカクだが、グループリーグのパナマ戦とチュニジア戦でそれぞれ2得点を奪ってチームを牽引している。南米の雄・ブラジルのエースストライカー・ネイマールは4番手の20.00倍のオッズで、決勝Tのメキシコ戦で貴重な追加点となるゴールを奪ったが、これまで2得点と少し物足りない感がある。
ネイマールが悲願のワールドカップVをブラジルにもたらすか?
ネイマールは、得点王には目もくれずにただひたすらワールドカップのみを見据えているようだ。ブラジルがロシアW杯で頂点に立つことこそ彼の悲願であることは、前回大会の地元開催となったブラジルW杯準決勝での1-7でドイツに敗れた”事件”を知っていれば、誰もが容易に想像できるだろう。
ブックメーカー「Sportsbet.io」が準々決勝を前に優勝オッズを更新し、ブラジルに3.75倍の最有力オッズをつけた。日本には苦戦したものの完全に覚醒したヨーロッパの雄・ベルギー(7.00倍)が準々決勝の相手になるが、まずはこの一戦が大きな山場となりそうだ。
2番手には得点王最有力のケインがチームを引っ張るイングランドと、19歳の背番号10エムバペが20年ぶり2度目の優勝に躍動するフランスでともにオッズは5.00倍。試合をするごとに評価を上げているクロアチアが7.00倍であとを追っている。