全米プロゴルフ選手権2018:ブックメーカー発表の優勝オッズでD.ジョンソンが最有力、松山英樹は15番手!
松山英樹、今季メジャー最終戦で意地を見せることができるか?
第100回目の記念大会となる「全米プロゴルフ選手権2018」が9日から4日間、アメリカはミズーリ州にあるベルリーブCC(7316ヤード、パー70)で行われる。同大会の予選ラウンド組み合わせが発表され、世界ランク16位の松山は同9位のリッキー・ファウラーと同31位のイアン・ポールターと同組となった。
今季の松山のメジャー大会の成績を振り返っておこう。まず初戦のマスターズでは3アンダーで19位、第2戦の全米オープンは10オーバーながら16位、そして第3戦の全英オープンでは4オーバーで予選カットの憂き目に逢った。松山がメジャーに同年で複数回出場し始めた2013年以降、いずれかのメジャー大会もトップ10に入れなかったのは2014年の1度のみで、2018年シーズンではもし松山が全米プロでトップ10入りを逸すれば自身2度目の”ノートップ10”のイヤーを作ってしまうことになる。
前週に行われたWGCブリヂストン招待では、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を狙った松山だったが、こちらも39位でフィニッシュと元気がない。全米プロを控えて「予選落ちすると思う」とネガティブな言葉を松山は発するなど、調子が上がってこない。PGA公式サイトが発表する全米プロの「パワーランキング」(優勝予想)においても松山はメジャー8試合ぶりにランク外(20位以下)の評価を受けた。
とはいえ、こと全米プロにいたっては松山は相性がいい大会と言える。2016年大会は4位、昨年は5位といずれもトップ5入りを果たしているのだ。松山の武器である”猛チャージ”で世界のファンたちを驚かせてほしいものだ。
ブックメーカー発表の優勝オッズで連覇狙うジャスティン・トーマス4番手
ブックメーカー「NetBet」が全米プロゴルフ選手権2018の優勝オッズを発表し、松山英樹は15番手となる36.00倍のオッズをつけました。世界ランキングや直近の成績を考えると、15番手で踏みとどまっている印象がある。ただ、全米プロとの相性の良さと”爆発への期待感”が松山の評価を支えていると考えられる。
優勝最有力には世界ランクトップに立つダスティン・ジョンソンで10.75倍、2番手にはジョーダン・スピースで14.50倍、3番手にはローリー・マキロイで16.00倍となっている。パワーランキングにおいてはジョンソンが3位、マキロイが6位に挙げられているが、実はスピースは松山と同じランク外となっている点は注目だ。
4番手には同大会連覇を狙うジャスティン・トーマスで17.00倍となっている。トーマスはパワーランキングにおいても堂々の1位を獲得しており、前週のWGCブリヂストン招待をも制して勢いも十分だ。松山と予選ラウンドを同組で回るファウラーは9番手の23.00倍、ポールターは101.00倍となっている。