ヨーロッパのプロサッカーリーグの2018-19シーズンがこの夏かスタートする。その先陣を切るのはイギリスのプレミアリーグで、日本時間11日午前4時からマンチェスター・ユナイテッド(マンU)と岡崎慎司が所属するレスター・シティの試合で戦いの火蓋が気って落とされる。
昨シーズンは、勝ち点を100にまで伸ばしたマンチェスター・シティ(マンC)が4シーズンぶり3回目のリーグ王者の座に着いた。今シーズンは念願だったレスター・シティのFWリヤド・マフレズの獲得に成功するなど、さらに戦力を拡大させたマンCの連覇に期待が高まることだろう。
イギリスのメディア「BBC」が今シーズンの開幕を前にサッカー解説者24人に順位予想調査を行った。その結果が公表され、実に21人がマンC優勝を予想しているのだ。プレミアリーグでは2006年シーズンから2008年シーズンまで3シーズン連覇を果たしたマンU以来、連覇を達成したクラブはない。それだけに、マンCへの連覇への期待は想像以上に大きいことが予想される。
プレミアリーグのお膝元、イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」も今シーズンの優勝オッズを発表し、こちらもマンCに最有力となる1.67倍のオッズが付いている。2番手のリヴァプールが5.00倍、3番手のマンCが8.00倍と続いてはいるものの、優勝オッズで2倍を切ってくると相当数のベット額がマンCに集まっていることが想像できる。
プレミアリーグが創設されて以来のリーグ初制覇を狙うリヴァプールにもチャンスはあるだろう。前述した「BBC」のサッカー解説者の優勝予想で、マンC以外の名前を挙げた3名はいずれもリヴァプールを推しているのだ。GK史上最高額の移籍金となる約95億円でローマから獲得したアリソン・ベッカーの加入も大きな戦力アップとなるだろう。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」はプレミアリーグの1位・2位を着順に関係なく当てる連勝複式オッズも発表し、マンCとリヴァプールの組み合わせに2.75倍のオッズをつけた。連覇を狙うマンCと初制覇に挑むリヴァプールの2強が軸となって、今シーズンのプレミアリーグは展開していくだろう。
上位4チームまでに与えられる欧州チャンピオンズリーグ出場権争いは、連勝複式オッズでマンCとの組み合わせで2番手の4.00倍が付いているマンUや、同じくマンCとのコンビで3番手の6.00倍のオッズが付いているチェルシー、7.00倍の4番手に付けるトッテナムあたりが上位進出を伺う。