ブックメーカー「ウィリアムヒル」とSBTechがミシシッピ州でのスポーツベッティング提供のライセンス取得
イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」のウィリアムヒルUSAと、スポーツベッティングのソリューションを提供しているSBTechに対して、アメリカはミシシッピ州でのスポーツベッティングプラットフォームの提供ライセンスを与えたことをアメリカの州ゲーミング規制当局が発表した。
ミシシッピ州のゲーミングコミッションの関係者によると、ウィリアムヒルとSBTechの両社に対してミシシッピ州内で運営されているカジノが提供しているスポーツベッティングに対して、オッズの提供やリスクマネジメントサービスを提供することができるようになるという。
アメリカではこれまで1992年に制定された連邦法「PASPA法」によって、ネバダ州を除いた州ではスポーツベッティングを行うことが禁止されていた。しかし、今年5月に米最高裁がこのPASPA法を無効とする判決を下し、スポーツベッティングを合法化するか否かは各州の判断に委ねられることとなった。
早速、6月には全米の先頭を切ってデラウェア州がスポーツベッティングを合法化し、そのサービスを提供を開始した。その後、ニュージャージー州、そして今月1日にミシシッピ州でもスポーツベッティングの提供がスタートした。
ウィリアムヒルは、全米のスポーツベッティング合法化にいち早く対応し、各州へのスポーツベッティングシステムの提供などを積極的に行っており、アメリカにおけるスポーツベッティング市場の獲得を狙っている。