フェデックスカッププレーオフ第2戦「デルテクノロジーズ選手権2018」で松山英樹の逆襲なるか?
松山英樹の猛チャージを見ることはできるのか?
米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ第2戦「デルテクノロジーズ選手権2018」が、アメリカはマサチューセッツ州にあるTPCボストンで現地31日から4日間行われる。日本勢は松山と小平智が出場する。
フェデックスカッププレーオフは、2017-18シーズンのフェデックスポイント上位125名のみが出場できる大会で、全部で4試合が行われる。第1戦の「ノーザン・トラスト」が前週に行われたが、この結果を受けて今回の第2戦にはフェデックスポイント上位100名までに出場者数が絞られる。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」がデルテクノロジーズ選手権2018の優勝オッズを発表し、松山はノーザン・トラストを制してフェデックスランニングで首位を走るブライソン・デシャンボーと並んで13番手の34.00倍のオッズとなっている。勢いに乗るデシャンボーと同じ評価をされていることは、非常に好材料と見ていいだろう。
松山はプレーオフ第1戦では通算9アンダーで15位でフィニッシュし、現在フェデックスポイントは811ポイントで58位につけている。9月6日に開幕するプレーオフ第3戦「BMW選手権」には上位70名のみが出場を許され、松山としては最終戦「ツアー選手権」に出場できる上位30位以内を視野に入れるためにも第2戦、第3戦でポイントを稼ぐことが重要となる。
優勝候補の筆頭にはダスティン・ジョンソンと、昨年の同大会を制して年間王者となったジャスティン・トーマスで10.00倍のオッズが付いた。
トーマスは今シーズンツアー3勝を挙げて、現在フェデックスポイントは2954ポイントで3位につけている。トーマスは昨年のデルテクノロジーズ選手権で通算17アンダーで優勝を飾り、フェデックスポイントランキングを2位まで押し上げ、年間王者への大きな足場を作った。
松山としては、トーマスのようにこのデルテクノロジーズ選手権を制して2000ポイントを上積みできれば、一気にトップ5入りを果たすことが可能となる。松山の大逆転年間王者へのシナリオを描くとすれば、やはりこの第2戦で優勝、あるいはそれに近い成績を残して、第3戦以降への弾みをつける必要があるだろう。
PGAツアー公式サイトが発表する「パワーランキング」(優勝予想)では、松山が17位、トーマスが1位、ジョンソンが3位にランクインしている。
「ウィリアムヒル」が発表した同大会の優勝オッズでは、ブルックス・ケプカが2番手の13.00倍、3番手にはジェイソン・デイで15.00倍、4番手にはローリー・マキロイで17.00倍、そして5番手にはジョーダン・スピースで19.00倍と実力者が上位に評価されている。
なお、もう一人の日本勢である小平は最下位となる501.00倍の厳しいオッズがついた。