NCAAカレッジフットボール2018開幕に合わせて、米ウェストヴァージニア州でもスポーツベッティング解禁!
アメリカにおけるスポーツベッティング合法化の波が止まらない。
ウェストヴァージニア州は1日、NCAAカレッジフットボール2018の開幕に合わせる形でスポーツベッティングを解禁した。同州にある「ハリウッドカジノ・アット・チャールズタウンレース」でスポーツベッティングの提供を開始した。ウェストヴァージニア州は、デラウェア州、ニュージャージー州、ミシシッピ州についで4番目のスポーツベッティングを合法化した州となる。
ウェストバージニア州のジェーソン・バレット代議士がオープニングセレモニーに参加し、カレッジフットボールで「ウェストヴァージニア大が今シーズンナショナルチャンピオンシップで優勝する」という60倍のオッズにファーストベットとして50ドル(約5500円)を賭けて、会場を盛り上げた。
メトロニュースは、ウェストヴァージニア州はスポーツベッティングの合法化によって、最初の1年目で550万ドル(約6億500万円)の歳入増となると報じており、ウェストヴァージニア州ギャンブル委員会(West Virginia Lottery Commission)は900万ドル(9億9000万円)から1700万ドル(18億7000万円)ほどを見込んでいるようだ。
ウェストヴァージニア州はさらに、同州内でスポーツベッティングを提供を予定している5つのカジノに対してライセンス料として10万ドル(約1100万円)を課し、さらには調整済みの総収入に10%の税金を課すことを発表している。
今回、スポーツベッティングの提供を開始した「ハリウッドカジノ・アット・チャールズタウンレース」は、イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」の全面サポートを受ける形でオッズを発表している。その「ウィリアムヒル」が発表したNCAAカレッジフットボーツ2018優勝オッズでは、連覇を狙うアラバマ大に3.25倍のオッズがついている。
2番手にはクレムゾン大で7.00倍、3番手には9.00倍でジョージア大、4番手にはオハイオ州立大で9.50倍と続いている。ちなみに、ウェストバージニア大には67.00倍のオッズがついている。
「ウィリアムヒル」はすでにミシシッピ州の11のカジノにスポーツベッティングを提供しており、今回のウェストヴァージニア州に加えて14の州でスポーツベッティングのオペレーション契約の話を進めている。
アメリカにおけるスポーツベッティング解禁の流れは止まりそうにない。日本も近い将来この波が押し寄せることになるのは間違いないだろう。