バレーボールの男子世界選手権2018(世界バレー2018男子)がイタリアとブルガリアで現地9日(日本時間10日)に開幕する。中垣内祐一監督率いる全日本男子”龍神NIPPON”は、日本時間10日午前2時30分から世界ランク4位のイタリアと異例の”屋外コート”で対戦する。
日本はグループAに入り、開催国で開幕戦を戦うイタリア、ドミニカ(日本時間14日午前0時)、スロベニア(同15日午前3時30分)、ベルギー(同17日午前0時)、そしてアルゼンチン(同19日午前0時)と同組となった。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」が世界バレー2018男子の開幕戦オッズを発表し、世界ランク12位の日本勝利が8.00倍に対してイタリア勝利が1.05倍と劣勢と見られている。とはいえ、日本は今年6月に行われたネーションズリーグの予選ラウンドでイタリアと対戦した際は、日本が3-2のフルセットの末にイタリアを破っている。
日本は、石川祐希(エマ・ビラ・シエナ)と主将の柳田将洋(クプルム・ルビン)のWエースを軸に、スーパー18歳と海外からも注目が集まっているオポジットの西田有志(ジェイテクト)がチームの原動力となる。
柳田主将は 「試合のスケジュールもかなりタイトですし、目標としているベスト8相当がどんな位置っていうのも正直分からない。目の前の一戦をしっかり勝つことがベスト8ないし、それ以上の結果につながってくると思う。目の前の一戦をしっかり戦うという態度や姿勢を示せたらいい」とベスト8入りを一つの目標として世界バレー2018男子へ向けての意気込みを語った。
日本のベスト8、さらには1974年大会以来となるメダル獲得、そして世界一へと歩みを進めることができるのか?
ブックメーカー「ウィリアムヒル」が世界バレー2018男子の優勝オッズを発表し、日本はオーストラリアと並んで15番手の201.00倍のオッズが付いている。優勝最有力には世界ランク4位のロシアで4.00倍、同じく4位の開催国イタリアが5.00倍で2番手につけている。3番手には同2位のアメリカと同1位のブラジルが並んで6.50倍、そして5番手には同9位のフランスで8.00倍と続いている。
世界バレー2018には世界の強豪24チームが参加しており、まずは6チームずつの4グループに分かれて1次ラウンドを総当たり戦で戦う。そして、各グループ上位4チーム、計16チームが2次ラウンドに進出、4チームずつの4グループに分かれて再び総当たり戦を行い、各グループ1位チームと2位チームの成績上位2チームが3次ラウンドへと進む。
3次ラウンドは3チームずつ2グループに分かれて総当たり戦を行って、各グループ上位2チームずつが決勝ラウンドへ。決勝ラウンドではグループ1位と逆グループ2位がそれぞれ準決勝を戦い、勝てば日本時間10月1日に行われる決勝進出、負ければ3位決定戦へ回る。