日本期待の19歳・畑岡奈紗は、テニスの全米オープンシングルスでグランドスラム初優勝を果たした20歳・大坂なおみに続くことは出来るか?
女子ゴルフの第5のメジャー大会「エビアン選手権2018」が13日から4日間、フランスのエビアンリゾート・ゴルフクラブで行われる。畑岡は樋口久子以来41年ぶり、史上2人目の日本人によるメジャー制覇の偉業に挑戦する。
予選ラウンドの組み分けが11日に発表され、世界ランク15位の畑岡は昨年優勝したアンナ・ノードクイストと同13位のモリヤ・ジュタヌガーンと日本時間午後3時25分にインスタートする。本大会における畑岡の注目の高さが伺える。
イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」がエビアン選手権2018の優勝オッズを公開し、本大会初出場となる畑岡には11番手タイの26.00倍のオッズをつけた。このオッズは日本勢トップとなる。その他の日本勢では、上原彩子が151.00倍、横峯さくらが251.00倍のオッズとなっている。
畑岡は今年6月に行われたウォルマート NW アーカンソー選手権で通算21アンダーで米ツアー初優勝を遂げた。19歳162日での初勝利は、日本勢として最年少記録となり、一気にその知名度と評価を上げた。
続いて行われた海外女子メジャー第3戦「KPMG女子PGA選手権」では3日目を終えて23位、首位と9打差だった畑岡だが、最終日に2イーグル5バーディ、1ボギーの63をマークして通算10アンダーで3人によるプレーオフに持ち込んだ。大逆転でのメジャー初優勝に期待が高まった畑岡だったが、プレーオフではパク・ソンヒョンに敗れた。
メジャー第4戦「全英リコーオープン」では予選落ちという屈辱を味わった畑岡だが、直近の2試合は7位、8位と続けてトップ10入りを果たしており調子を上げている。あとは、初日に好スタートを切った直近2試合では後半戦で伸ばせず順位を落としているので、エビアン選手権2018では後半をどう粘って優勝争いに食い込んでいけるかがメジャー初制覇の鍵を握るだろう。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表したエビアン選手権2018の優勝オッズで優勝最有力に挙げられてのは世界ランク2位のアリヤ・ジュタヌガーンで、オッズは10.00倍となった。今年の全米女子オープンでメジャー2勝目を挙げ、現在賞金ランキング1位のジュタヌガーンがその強さを見せつけるのか。
優勝2番手には、カナディアンパシフィック女子オープンを制した世界ランク9位のブルック・ヘンダーソンと、LPGAボルヴィック選手権で優勝した世界ランク6位のミンジー・リー、そしてKPMG女子PGA選手権で畑岡とのプレーオフを制した世界ランク1位のパク・ソンヒョンが並んで13.00倍で続いている。
畑岡は、テニスの全米オープンで大坂のように世界のトップ選手たちをなぎ倒して世界の頂点に立つことはできるか?