ジ・エベレスト2018:ブックメーカーがオッズ発表、1番人気に4頭が並ぶ大混戦!
日本のスプリンターNo.1決定戦「スプリンターズS」は、ファインニードルが制して閉幕した。そして、今度は世界のスプリンターNo.1を決めるビッグレース「ジ・エベレスト2018」(G1、1200㍍・芝)がオーストラリアはロイヤルランドウィック競馬場で、日本時間13日午後2時15分に発走する。
凱旋門賞でのエネイブルの圧巻の連覇の熱が覚めやらぬ中、ちょうどその距離の半分となる1200㍍を戦うスピード自慢が世界中からオーストラリアに集結した。
まずは、イギリスの老舗ブックメーカーである「ウィリアムヒル」が発表したジ・エベレスト2018の優勝オッズを見てみよう。すると、本レースに何と4頭が1番人気として推されていることがわかる。何とも悩ましいところだが、これで勝ててこそ競馬冥利に尽きるとも言えるだろう。
1番人気6.50倍の4頭を順に見ていくとしよう。まずは、連覇を狙うレッドゼルだ。スタートから2番手の好位置につけて、直線で追いすがるライバル馬を差し置いて逃げ切った。今年の後半戦の初戦「コンコルドステークス」(G3、1000㍍・芝)で見事に勝利をつかんだレッドゼルの連覇も十分にある。
サンタアナレーンは、すでにG1レースで3勝を挙げている実績十分。どちらかといえば、オッズの印で言えば△印の評価が多かった馬だが、今回のジ・エベレストにノミネートする6頭が戦った先月29日のプレミアムステークス(G2、1200㍍・芝)では、レッドゼルなどをも退けて制した。
G1レースを連勝して、満を持して参戦するのがトラピーズアーチストだ。今春のオールエイジドS(G1、1400㍍・芝)、T.J.スミスステークス(G1、1200㍍・芝)と勝って、約6ヶ月ぶりのレースでG1レース3連勝を狙う。
「ウィリアムヒル」が1番人気に推す最後の1頭は、ベガマジックだ。オーストラリアの今シーズン初戦「メムジーステークス(G1、1400㍍・芝)では、見事に1番人気に応えて1.75馬身差でベガマジックは快勝。4連勝で2度目のG1制覇を飾って以来約1年ぶりのレースに期待も高まる。
果たして、1番人気に推されている4頭の争いとなるのか?それとも、2番手集団にいるユーエスネイビーフラッグ(8.00倍)やインハータイム、ショールズ(ともに9.00倍)らの台頭となるのか?はたまた…