WTAファイナルズ2018:全米オープン制した大坂なおみがブックメーカー発表のオッズで優勝最有力!
大坂なおみが世界の女子テニスの歴史が再び変えるかもしれない。
今季のWTAツアーを締めくくる「WTAファイナルズ2018」が日本時間21日からシンガポールのインドア・スタジアムで行われる。世界のトップ8選手のみ参加が許される同大会では、「今シーズン最も強い女子選手は誰だ?」を決める大会だ。
まずは、出場8選手をレッド、ホワイトの2つのグループに分けてそれぞれ総当たり戦によるリーグ戦を行う。そして、両グループ上位2選手が決勝トーナメントに進出し、準決勝、そしてNo.1を決める決勝へと進むことになる。
現地19日にグループ分けの組み合わせ抽選会がシンガポールで行われ、世界ランク4位の大坂は同3位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)、同8位のスローン・スティーブンス(米国)、同10位のキキ・ベルテンス(オランダ)と同じレッドグループに入った。
今年の全米オープンでは、日本人選手として初となるグランドスラム大会優勝の快挙を達成した大坂が、シンガポールの地で再び新たな歴史にその名を刻むことになるのか?ブックメーカー「NetBet」がWTAファイナルズ2018の優勝オッズを発表し、大坂に最有力となる4.50倍のオッズをつけた。これまで、伊達公子、杉山愛と日本人選手が同大会に出場したが、ブックメーカーが日本人選手を1番人気に推したことはない。もちろん、同大会を日本人選手が制したことはない。
また、レッド、ホワイト両グループの優勝オッズ(首位通過オッズ)も発表され、レッドグループの最有力は大坂で2.20倍のオッズとなった。2番手には、世界ランクが大坂より1つ上のケルバーで3.50倍、3番手はスティーブンスで4.50倍、そしてベルテンスが6.00倍と続いている。
もう一方のホワイトグループを見てみると、同グループ首位通過最有力には2位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)で2.90倍のオッズとなった。2番手には同7位のペトラ・クビトバ(チェコ)で僅差の3.00倍、3番手には同5位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)で4.00倍と上位3選手のオッズ評価が拮抗しており、大接戦が予想される。4番手には同6位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)で5.50倍で続いている。
大坂に次ぐ優勝2番手に挙げているのがウォズニアッキで、オッズは5.50倍となっている。昨年の同大会を制して、その勢いのまま今季のグランドスラム初戦「全豪オープン」で優勝したウォズニアッキが大坂の最大のライバルとして立ちはばかることになるであろう。
ブックメーカー「NetBet」はグループリーグ初戦(21日)のオッズを発表し、初戦でスティーブンスと対戦する(日本時間22日午後8時30分)レッドグループの大坂勝利が1.41倍に対してスティーブンス勝利が2.90倍と、大坂が有利との見立てが示されている。
両者は過去1度の対戦があり、それは2年前のWTAアカプルコの準々決勝で顔を合わせた。その時は、大坂は3-6、5-7でストレート負けを喫している。2年前から大きく成長した大坂が今度はしっかりとリベンジを果たして、優勝への階段を一歩ずつ踏み出して欲しい。