ワールドシリーズ2018:ドジャースの前田健太、世界一へ挑戦!ブックメーカーはレッドソックス有利との見立て
日米のプロ野球がいよいよ佳境を迎える。
メジャーリーグ(MLB)の世界一を決定する「ワールドシリーズ2018」のカードが決定し、ボストン・レッドソックスとロサンゼルス・ドジャースの顔合わせとなった。日本時間24日午前9時9分からレッドソックスの本拠地・フェンウェイ・パークでその戦いの幕が開ける。
2013年以来5年ぶり9回目の頂点を狙うレッドソックスか?それとも、1988年以来7回目の世界一に挑戦するドジャースか?1世紀以上(102年)の時を経て再びワールドシリーズの舞台で両雄が雌雄を決する。
イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」がワールドシリーズ2018優勝オッズを発表し、レッドソックス勝利が1.71倍に対してドジャース勝利が2.20倍とレッドソックスが優勢との見立てとなっている。
これまでワールドシリーズで出場登録され、優勝したのは過去8選手いる。1998年に登板機会こそなかったが伊良部(ヤンキース)がパドレスとのシリーズで制覇したのが第1号。その後、2005年に井口(ホワイトソックス)、2006年に田口(カージナルス、2008年にはフィリーズ)、2007年松坂と岡島(ともにレッドソックス)、2009年に松井秀(ヤンキース)、2013年に上原、田沢(ともにレッドソックス)となっている。
日本人9人目となるワールドシリーズ制覇に挑むのがドジャースの前田健太だ。ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズの第6戦では、これまでポストシーズンで4試合(2回2/3)連続無失点中だった前田は、痛恨の暴投などで2失点を喫し、チームは敗戦。最終戦までもつれた試合は、エースのクレイトン・カーショーが最終イニングにマウンドに上がって2年連続となるワールドシリーズ進出を決めた。
ワールドシリーズでの登板があればリベンジをしたいと語っていた前田。開幕戦(24日)の先発にはカーショーかリッチ・ヒルのどちらかが先発のマウンドに上がる。マエケンのワールドシリーズでの躍進をファンは心待ちにしていることであろう。
一方、ア・リーグの優勝決定シリーズでは昨年の王者アストロズと対戦したレッドソックス。ホームの開幕戦では2-7と敗れて黒星スタートとなったレッドソックスだったが、そこから怒涛の4連勝であっさりとワールドシリーズ進出を決めた。
早々に今季12勝を挙げたクリス・セールが開幕戦の先発のマウンドに上がることが決まったレッドソックス。打の中心には惜しくも三冠王を逸したものの(打率:.330、本塁打:43、打点:130)今季大活躍のJ.D. マルティネスも健在。今季シーズン108勝をマークして、その強さそのままにポストシーズンを勝ち上がってきたレッドソックスが世界一へと駆け上がってしまうのか?