ラグビー日本代表対ニュージーランド”オールブラックス”:ブックメーカーは日本勝利に18倍オッズ!
ついにラグビー日本代表がホームに世界最強”オールブラックス”を迎える時が来た。
ラグビーのテストマッチ「日本対ニュージーランド」が3日午後2時45分から、味の素スタジアムで行われる。日本代表のジェイミー・ジョセフHCは1日午後記者会見を行い、日本代表23名を発表。「相手はどんな選手が出てきても世界最高のチーム。ベストチームに対して足跡を残す。スピードをつけて早い球出しでプレーできればいい」と抱負を語った。
【日本代表メンバー(対ニュージーランド戦)】
1 稲垣啓太(パナソニック)
2 坂手淳史(パナソニック)
3 山下裕史(神戸製鋼)
4 ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)
5 アニセ サムエラ(キヤノン)
6 リーチ マイケル(東芝)
7 姫野和樹(トヨタ自動車)
8 ツイ ヘンドリック(サントリー)
9 流大(サントリー)
10 田村優(キヤノン)
11 福岡堅樹(パナソニック)
12 ラファエレ ティモシー(コカ・コーラ)
13 ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ)
14 ヘンリー ジェイミー(トヨタ自動車)
15 山中亮平(神戸製鋼)
16 庭井祐輔(キヤノン)
17 三上正貴(東芝)
18 ヴァル アサエリ愛(パナソニック)
19 ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)
20 中島イシレリ(神戸製鋼)
21 田中史朗(パナソニック)
22 松田力也(パナソニック)
23 中村亮土(サントリー)
日本語にも対応しているブックメーカー「NetBet」が日本対ニュージーランド戦のオッズを発表し、日本勝利が18.00倍に対してニュージーランド勝利が1.005倍とニュージーランドが圧倒的有利との見立てとなっている。またハンディキャップオッズ(フルタイム)においては、日本に+34.5点のハンディを加えても日本勝利が1.91倍に対してニュージーランド勝利が1.74倍とニュージーランドがやや優勢との見方を示している。
ブックメーカーの下馬評を日本は覆すことが出来るか?
前週に日本は世界選抜と花園で戦い、28-31と善戦した。その試合から先発が2名交代し、フランカーには右ひざの怪我から復帰した姫野和樹がラインナップに戻ってきた。また、フルバックに入った山中亮平は「来年のW杯に向けて、この秋は重要だと思っていた。自分にとってはラストチャンス。どれだけアグレッシブに自分の持ち味を出せるか」と背水の陣でオールブラックス戦に挑む。
一方のニュージーランドは、前週にオーストラリアと対戦して37-20と快勝して日本戦に臨む。1日に日本戦のメンバー発表を行い、先発15人のうち2人が代表初キャップ、リザーブにも6人のキャップなし選手が控える若いメンバー構成となった。スティーブ・ハンセンHCは「メンバーが代わってもやることは変わらない。オールブラックスとしてプレーするのは素晴らしい機会だ。どんなチームでも個々がしっかりプレーしてほしいし、楽しんでほしい」と会見で述べた。
【ニュージーランドメンバー(対日本戦)】
1 オファ・トゥウンガファシ(ブルーズ)
2 デーン・コールズ(ハリケーンズ)
3 アンガス・タアヴァオ(チーフス)
4 パトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)
5 ジャクソン・ヘモポ(ハイランダーズ)
6 ヴァエア・フィフィタ(ハリケーンズ)
7 ダルトン・パパリイ(ブルーズ)☆
8 ルーク・ホワイトロック(ハイランダーズ)=主将
9 テトイロア・タフリオランギ(チーフス)
10 リッチー・モウンガ(クルセーダーズ)
11 ワイサケ・ナホロ(ハイランダーズ)
12 ンガニ・ラウマペ(ハリケーンズ)
13 マット・プロクター(ハリケーンズ)☆
14 ネヘ・ミルナースカッダー(ハリケーンズ)
15 ジョーディー・バレット(ハリケーンズ)
16 リアム・コルトマン(ハイランダーズ)
17 ティム・ペリー(クルセーダーズ)
18 ティレル・ロマックス(ハイランダーズ)☆
19 ディロン・ハント(ハイランダーズ)☆
20 ガレス・エヴァンス(ハリケーンズ)☆
21 ミッチェル・ドラモンド(クルセーダーズ)☆
22 ブレット・キャメロン(クルセーダーズ)☆
23 ジョージ・ブリッジ(クルセーダーズ)☆
※ ☆印は今回が初キャップのなる選手
若手が中心とはいえ、56キャップを誇る31歳フッカーのコールズや世界選抜にも選ばれて日本と対戦しているウィングのミルナースカッダーら経験豊富な選手も名を連ねている。多くが欧州遠征組みとして日本を離れてしまっているが、日本代表にとってはW杯に向けてこれ以上の相手はいないだろう。
日本が2015年のイギリスW杯の南アフリカ戦で見せたファイトを見せることができれば、オールブラックスから歴史的初金星もありうるかもしれない。