錦織圭が2014年、2016年大会に続く2年ぶり3度目の決勝トーナメント（準決勝）進出なるか？

世界ランク9位の錦織が日本時間15日午後11時からイギリス・ロンドンのO2アリーナで同8位のドミニク・ティームと対戦する。地元の老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」が注目の第3戦のオッズを発表し、錦織勝利が1.53倍に対してティーム勝利が2.50倍と錦織優位との見方を示している。

また、通常のオッズよりも数値が高くなるお得なオッズである「増強オッズ」も設定され、「錦織圭がセットカウント2－1で勝利する」が通常3.80倍であるものが4.33倍とオッズが跳ね上がっている。これはスポーツベッターにとってはチャンスなので、ぜひ試していただきたい。

さて、グループリーグは第2戦まで終わって、錦織は第1戦で世界ランク3位のロジャー・フェデラーに7－6、6－3でストレート勝ちをして自身の対フェデラー戦の連敗を「6」でストップさせた。第2戦では、世界ランク6位のケビン・アンダーソンと対戦した錦織だったが、0－6、1－6で惨敗。錦織は1勝1敗で現在グループ2位につけている。

錦織は第3戦のティーム戦の結果と、もう一つの試合であるフェデラー対アンダーソンの結果次第で決勝トーナメント進出か否かが決まる。条件は以下の2つのケースだ。

＜錦織の決勝進出条件＞
①錦織がティームに勝利、さらにアンダーソンがフェデラーに勝利もしくはフルセットで敗れる
②錦織がティームに敗れても1セットを取り、さらにアンダーソンがフェデラーに勝利

自力での錦織の決勝T進出はないのだが、まずはティーム戦で絶対に1セットは奪う必要がある。錦織がこれまで3勝1敗で勝ち越しているティームにストレート負けを喫した時点で、錦織の決勝トーナメント進出はなくなる。

もう一方のフェデラー対アンダーソンの試合（日本時間16日午前5時～）のオッズも「ウィリアムヒル」が発表しており、1勝1敗のフェデラー勝利が1.40倍に対して2連勝でグループ首位のアンダーソン勝利が2.90倍とフェデラーが圧倒的優位との見方が強い。となると、錦織はティームに確実に勝利を収め、アンダーソンに頑張ってもらうことを願うしかない。

グループリーグの第2戦までを終えてのATPツアーファイナル2018優勝オッズは、錦織とは逆のグループで2連勝して決勝トーナメント進出を決めている世界ランク1位のノバク・ジョコビッチがダントツの1.36倍オッズでリード。2番手にはフェデラーで6.00倍、3番手にアンダーソンで7.50倍と続き、錦織は6番手となる26.00倍のオッズとなっている。