タイガー・ウッズ財団が主催するPGA非公式な大会である「ヒーローワールドチャレンジ2018」が、バハマのニュープロビデンスにあるアルバニーで現地29日から4日間開催される。
日本から遠いバハマで行われる同大会が日本のゴルフファンにも馴染みがあるのは、ホスト役がウッズであること。そして、松山英樹が2016年に優勝している点が挙げられる。さらには、四大メジャーの優勝者、世界ランク上位の選手のみ18選手が招待される限られた実力者のみが参加が許されるために、毎年非常にレベルの高い争いが繰り広げられる。
イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」も優勝オッズを発表し、世界ランク2位のジャスティン・ローズが8.00倍で優勝最有力に挙げられている。また、先週行われた「ザ・マッチ」でフィル・ミケルソンと10億円を賭けた死闘を繰り広げたウッズは、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、そしてディフェンディングチャンピオンのリッキー・ファウラーと並んで2番手の9.00倍であとを追う。
同大会2度目の優勝が期待される松山は、ヘンリック・ステンソンと並んで13番手の23.00倍と下位評価となっている。
松山は昨シーズンの米国ツアー最終戦「ツアー選手権」での4位を最後に、トップ10フィニッシュから遠ざかっている。CJカップでは18位とそれでも意地は見せたものの、凱旋帰国となった日本での連戦「VISA太平洋マスターズ」「ダンロップフェニックス」はそれぞれ46位、44位と奮わなかった。
2年前に優勝した大会で2018-2019年シーズンへの弾みをつけたい松山。ダンロップフェニックス後に松山はこう語っていた。「あっという間に終わりました。早く優勝できるように頑張りたい。ショットもパットも不安なく打てるレベルに持っていけたら」。
世界トップレベルが集うバハマの地で、松山は不死鳥となれるか?