全豪オープン2019:大坂なおみのグランドスラム連勝は?錦織圭の初優勝にも期待がかかる!
日本人として初めてテニスのグランドスラム大会で優勝した大坂なおみが、昨年の全米オープン初優勝からの連勝をかけて今季グランドスラム初戦「全豪オープン2019」に挑む。
全豪オープン女子シングルスのドローが10日に決定し、第4シードの大坂は1回戦で世界ランキング86位のマグダ・リネッテ(ポーランド)と対戦することになった。
ブックメーカー「NetBet」が全豪オープン2019女子シングルスの優勝オッズを発表し、世界ランク4位の大坂は3番手の12.00倍と高い評価を受けている。グランドスラム連勝のチャンスは十分にあると言っていいだろう。ただ、全米オープン決勝では勝利したセリーナ・ウィリアムズが5.00倍で優勝候補の筆頭として君臨しており、両者が再び全豪の舞台で合い間見えるのは準決勝になり、ここが大坂にとって大きな壁になるであろう。
優勝2番手には第2シードのアンゲリク・ケルバーで8.50倍、大坂と僅差の4番手には世界ランク6位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)とアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が並んで13.00倍であとを追っている。
大坂は順当に勝ち上がれば、4回戦で第13シードのアナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)、準々決勝で第6シードのスビトリナと戦うことになりそうだ。昨年の全米オープン優勝から約3ヶ月。今季開幕戦のブリスベン国際では準決勝でミスが続出し、後味の悪い敗戦となったが、まずは全豪オープンの1回戦でスムーズに滑り出したいところだろう。
男子は世界ランク9位の錦織圭にグランドスラム初制覇の期待がかかる。
男子シングルスのドローも10日に決定し、第8シードの錦織は予選から勝ち上がってきた世界ランク176位のカミル・マイクシャク(ポーランド)と対戦することになった。
錦織は今季初戦のブリスベン国際で約3年ぶりとなるツアー優勝を果たして、満を持して全豪オープンに出場する。ブックメーカー「NetBet」が発表した全豪オープン2019男子シングルス優勝オッズでは、マリン・チリッチ(クロアチア)と並んで5番手の26.00倍の評価を受けるなど、今季の好調さもアピールできている。
優勝候補の筆頭は第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)で2.20倍、2番手には第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)で6.00倍、そして3番手にはラファエル・ナダル(スペイン)で9.00倍とビッグ4の3選手が上位を占める形となった。
もう一人のビッグ4であるアンディ・マレー(イギリス)は、全豪オープン開幕を前に今シーズン限りで現役を引退することを会見で涙ながらに述べた。今シーズンはマレーの最後のグランドスラムとなり、大きな注目を集めることだろう。「NetBet」の優勝オッズでは世界ランク230位の元世界トップのマレーは13番手の51.00倍のオッズが付いている。
錦織は順当なら4回戦で第12シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)、準々決勝で第1シードのジョコビッチと対戦することになるであろう。
大坂&錦織のアベックVなるか?に注目したい。