日本時間2月4日午前8時30分から行われるNFLの「第53回スーパーボウル」のカードが決定した。ともに日本時間21日に行われたカンファレンスチャンピオンシップにてオーバータイムの激闘を制して、スーパーボウル2019出場権を獲得した。
ロサンゼルス・ラムズ vs. ニューイングランド・ペイトリオッツ
1999年以来2度目のスーパーボウル制覇を目指すラムズと、2000年に入って5度の優勝を誇るペイトリオッツがジョージア州アタランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで激突する。
日本時間21日、カンファレンスチャンピオンシップが行われてスーパーボウルの対戦カードが決定するや否や、イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」がオッズを発表。ラムズ勝利が2.05倍に対してペイトリオッツ勝利が1.80倍と、21日現在ではペイトリオッツが若干有利との見立てを示している。
ペイトリオッツは、1969年以来50年ぶり3回目のスーパーボウル進出を目指すカンザスシティ・チーフスと対戦。前半からペイトリオッツのペースで進んで第3Qを終えて、17-7とペイトリオッツがリードで第4Qを迎えた。しかし、第1シードでホームの応援を背に戦うチーフスが第4Qに一挙に24得点を奪う猛攻を見せた。
第4Q残り11秒、チーフスのハリソン・バッカーがフィールドゴールを決めて31-31の同点に。そのままオーバータイムに突入した。しかし、反撃もここまで。ペイトリオッツのレックス・バークヘッドが2ヤードのランでタッチダウンを奪って、37-31で辛くもペイトリオッツが3年連続のスーパーボウル進出を決めた。
一方のラムズは、2009年にスーパーボウルを制している第1シードのニューオーリンズ・セインツとチャンピオンシップを争った。第1Qは小刻みにセインツがフィールドゴールで得点を積み重ねるなどして13-0とリードしたが、第2Qにはラムズが10点を奪って10-13と僅差に。
第3Qは互いに7点ずつ獲得して迎えた第4Q、互いにフィールドゴールで3点ずつを取り合って残り11秒からラムズのグレッグ・ズーラインが同点となるフィールドゴールで追いついて、こちらもオーバータイムに突入した。そして、最後の勝負を決めたのもフィールドゴールだった。この試合最長となる57ヤードのフィールドゴールをズーラインが決めて、ラムズが逆転でスーパーボウルへ駒を進めた。
ペイトリオッツとラムズがともに第1シードのチームを破って、第53回スーパーボウルの出場切符を手にした。
「ウィリアムヒル」はペイトリオッツ有利とのオッズを示しているが、果たして……