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アカデミー賞2019:長編アニメ賞「未来のミライ」に21倍、外国語映画賞「万引き家族」に15倍のオッズ!ブックメーカーが予想

ブックメーカーと聞けば「スポーツの結果を予想してお金を賭ける」スポーツベッティングを思い起こすかもしれない。大坂なおみの優勝で幕を閉じた「全豪オープン」でも、大坂が同大会で優勝するオッズは全体3番手の12倍のオッズがついていた。

しかし、実はブックメーカーが賭けの対象になるのはスポーツだけではない。賭けとして成立しそうな事象についてブックメーカーはオッズを提供して、顧客に賭けを募ることで楽しませているのだ。

アメリカ時間2月24日(日)に「第91回アカデミー賞」の各賞が発表されるが、ブックメーカーはこのアカデミー賞も賭けの対象としてオッズを提供している。

日本語にも対応している人気ブックメーカー「Netbet」がアカデミー賞2019にノミネートされた作品に対して、オッズを発表。「作品賞」「脚色賞」「長編アニメ賞」「脚本賞」「外国語映画賞」の5部門についてそれぞれ受賞オッズが発表された。

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「作品賞」の最有力には「ローマ」が1.90倍のオッズがついている。今回最多となる10部門にノミネートされている「ローマ」は、本作品のキュアロン監督が、自身の故郷であるメキシコのローマという町を舞台に据えた全編モノクロの映像のヒューマンドラマとなっている。2番手には、人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台にした「グリーンブック」で4.25倍で続いている。

今回は日本からの作品もノミネートしており、日本からの注目も高まっている。

まずは、「長編アニメ賞」に細田守監督の最新作「未来のミライ」がノミネートしている。ブックメーカー「NetBet」が発表した受賞オッズでは、5番手の21.00倍のオッズがついている。甘えん坊の4歳の男児くんちゃんと、未来からやってきた成長した妹ミライの2人が繰り広げる不思議な冒険を通して、さまざまな家族の愛のかたちを描いている作品だ。

長編アニメーション賞は2001年に始まった部門で、16年前の第75回には宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が受賞した。しかし、ここ6年は全てディズニーアニメーション作品が受賞しており、久しぶりの日本の作品が受賞することが期待されている。

このアニメ賞の受賞最有力に、ブックメーカーは人気アメコミヒーローの初アニメ映画にして、ゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞を受賞した「スパイダーマン:スパイダーバース」を推しており、1.11倍のオッズをつけている。

また、「外国語映画賞」には、是枝裕和監督の「万引き家族」がノミネートされた。日本映画のノミネートは、2009年に同部門で受賞した「おくりびと」以来10年ぶりの快挙となった。ブックメーカー「Netbet」が発表した受賞オッズでは、3番手となる15.00倍のオッズとなった。

「外国語映画賞」でも最有力候補となっている「ローマ」(1.08倍)という強力なライバルが立ちはだかるが、日本にオスカー像がもたらされるのかに注目したい。

ブックメーカーも賭けの対象にしている「第91回アカデミー賞」は、日本時間2月25日(月)午前10時からカリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッドのドルビー・シアターで授賞式が行われる。

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