グラミー賞2019:レコード賞は銃社会を風刺した「This is America」が最有力の1.5倍!ブックメーカーが主要4部門のオッズ発表
第61回グラミー賞の授賞式がアメリカのロサンゼルスにあるステイプルズ・センターで、現地時間10日(日本時間11日早朝)に行われる。主要4部門と呼ばれる「最優秀レコード賞」「最優秀アルバム賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀新人賞」には世界中から注目が集まる。
受賞者には「蓄音機形のトロフィー」が授与されるが、米コロラド州のビリングス・アートワークスにより手作りされているが、1990年にトロフィーのデザインなどが改定され、戦前のギブソンのバンジョーのフラットヘッド・トーンリングを再現する現在の形となった。
グラミー賞は世界中の音楽界から大きな注目を毎年集めるが、そこで黙っていないのがブックメーカーだ。順位が付く、勝敗が付くものには何でもオッズを付けたがるイギリス生まれのブックメーカーが、アカデミー賞2019に引き続き、主要4部門の受賞オッズを発表した。
イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」がグラミー賞2019の受賞オッズを発表した。まず、「最優秀レコード賞」だが、最有力に挙げられたのがチャイルディッシュ・ガンビーノの「This is America」で1.50倍のオッズが付いた。ガンビーノが銃で人を殺しまくす凶暴なミュージックビデオが話題となるなど、アメリカの銃社会の凶暴さを訴えた楽曲だ。
対抗はブラッドリー・クーパーとレディー・ガガの「シャロウ」で3.00倍のオッズとなっている。ガガ自身初主演の映画『アリー/ スター誕生』の主題歌で大きな話題を呼んだ。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされているクーパーとアカデミー賞授賞式でデュエットを披露することが決まるなど、この二人から目が離せない。
また、最優秀アルバム賞にも多くの視線が注がれるだろう。『ラップ対カントリー』の戦いとなりそうだ。ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表した最優秀アルバム賞の受賞オッズによると、ケンドリック・ラマーの「ブラックパンサー」が2.62倍で最有力候補となっている。ラップ界で近年の業績が輝かしいラマーを最有力に推す声も強い。
僅差の2番手評価は、ケイシー・マスグレイヴスの「ゴールデン・アワー」で2.75倍となった。カントリー歌手のマスグレイヴスの同アルバムは、ローリングストーン誌やアップルから2018年ベストアルバムに選ばれるなど、シニア層を中心に大きな支持を得ることが予想される。
残りの2部門「最優秀楽曲賞」「最優秀新人賞」についても、ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表しているので、直接あなたの目でオッズを確認して欲しい。
スポーツにはあまり興味ないけど、音楽や映画は大好き!そんな方でもブックメーカーは十分に楽しめる”エンターテイメント”となっているので、ぜひ気軽にやってみてはどうだろうか?