イギリス競馬の祭典「ロイヤルアスコット2019」週間に突入した。18日から22日までの5日間で各日6レースの全30レースが行われ、そのうち8レースがG1レースということで、イギリスはもちろん世界中の競馬ファンがロイヤルアスコット競馬場に集結する。
【ロイヤルアスコット2019でのG1レース日程(19日~22日)】
<6月19日>
<6月20日>
<6月21日>
<6月22日>
※レース名をクリックすると「ウィリアムヒル」の最新オッズ情報が確認できます。
特に今回のロイヤルアスコットは日本馬の出走があり、とりわけ日本時間19日午後11時45分から行われる「プリンスオブウェールズS2019」(G1、2000㍍・芝)に注目だ。
ディアドラ&武豊騎手が見事に勝利を収めることが出来るか?
イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」がプリンスオブウェールズS2019のオッズを発表し、3番枠に入ったディアドラは直前のオッズで51.00倍となっています。前日までは26.00倍であったが直前となって評価を下げる格好となった。
3月はドバイターフで4着、4月のクイーンエリザベス2世カップ(香港)は6着と海外レースで点線を続けているディアドラだが、追い切り後も好調のようだ。「今は心身ともに大変フレッシュな状態にあります」と語る橋田満調教師も自信を見せる。
1番人気にはイギリスチャンピオンズフィリーズ&メアズステークスを制したマジカルで2.75倍、2番手には昨年の凱旋門賞であのエネイブルにわずか「クビ」差に迫ったシーオブクラスで4.33倍となっている。この”2強”にどれだけくらい付いていけるか?ディアドラの奮闘に期待だ。
コモンウェルスカップ2019
現地21日に行われるのが3歳のスプリンターNo.1決定戦「コモンウェルスカップ2019」(G1、約1207㍍・芝)だ。このレースは2015年に炉癒すアスコットで新設されたレースでまだ5年目と若いレースだが、スプリント系の競走馬育成に一役買っているレースといえる。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表したオッズによると、テンソブリンズが2.37倍で1番人気に推されている。昨年9月に行われたミドルパークS(G1、1200㍍・芝)を制して1200㍍のレースで3連勝。前走となった英2000ギニー(G1、1600㍍・芝)では1番人気に推されながらも5着に終わった。コモンウェルスカップではマイルから得意のスプリントに距離を戻して、G1レース2勝目を狙う。
2番手には5月のサンディレーンS(G2、1200㍍・芝)を制したハローユームザインと、ミドルパークSでテンソブリンズに敗れて2着となったジャッシュでともに6.50倍となっている。若いスプリンターたちの熱いレースにも注目が集まる。