ディアドラが「ナッソーステークス2019」に挑戦!ブックメーカーオッズは17倍
ディアドラの海外レース4連戦目となる「ナッソーステークス2019」(牝馬G1、約1980㍍・芝)が日本時間8月1日午後11時35分、イギリスのグッドウッド競馬場で発走する。悲願の海外初制覇なるかに日本の競馬ファンの熱い視線が注がれそうだ。
ディアドラの海外初レースは昨年3月のドバイターフだった。秋華賞を制して日本を代表する牝馬となったディアドラは7番人気とあまり海外では評価されることはなかったが、ルメール騎手とのコンビで見事に3位入線を果たした。
その後ディアドラは一旦帰国して、クイーンS(G3)とアイルランド府中牝馬(G2)と1800㍍の重賞レースを連勝し、国内での強さを改めて証明して見せた。そして、満を持して挑んだ12月の香港カップ(G1)では海外でも1番人気に推されて海外G1勝利へ最後の直線で猛烈な追い込みを見せたが、グロリアスフォーエバーに逃げ切られて2着に甘んじた。
今年に入って中山記念(G2)では1番人気でありながら6着と奮わずに、再び海外遠征へ出たディアドラ。モレイラ騎手との初コンビで2度目のドバイターフに挑むも4着。香港へ移動してクイーンエリザベス2世カップ(G1)に挑むも6着、前走となったロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズS(G1)でも6着と着外が続いた。
イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表したナッソーステークス2019のオッズによると、ディアドラは10番手の17.0倍とこの海外3連戦での成績もあって評価を得ることは出来ていない。それでも初騎乗のマーフィー騎手は「すばらしい反応でとても良い走りをしていましたので、良い状態にあると思う。前走は馬場状態が悪かったので結果は度外視していい」と強気だ。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」のオッズで人気を集めているのが、今年の英愛1000ギニーを連勝した3歳馬ハモサだ。オッズは3.25倍で1番人気となっている。このレースに5頭エントリーさせているA.オブライエン厩舎の筆頭格だ。コロネーションステークス(G1)でウォッチミーに敗れて2着となり、連勝はストップしたものの、G1レース直近5レースでは1着2回、2着3回と連帯率10割とやはり強い。
2番人気には仏G2マルレ賞を制したメダーヤで5.0倍、3番手にはフランスオークスを制したチャンネルで6.0倍と続いている。前走のホッピングスフィリーズステークス(G3)の勝利馬であるサンメイデンは13.0倍オッズとなっている。