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全米オープンテニス2019:大坂なおみの連覇は12倍オッズ!錦織圭は非常に厳しい優勝オッズ81倍から巻き返せるか?

テニスのグランドスラム今季最終戦「全米オープン2019」が25日から週間に渡り、アメリカ・ニューヨーク市郊外にあるフラッシング・メドウのUSTAナショナル・テニス・センターで行われる。注目の男女シングルスの組み合わせ(ドロー)が決定し、連覇を狙う第1シードの大坂なおみは1回戦で世界ランキング93位のアンナ・ブリンコワ(ロシア)、男子シングルスで第7シードの錦織圭は世界ランク205位のマルコ・トルンゲリティ(アルゼンチン)と対戦することとなった。

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「自分が育ったエキサイティングなこの街は大好き。この大会はいつも良い成績を残しているから楽しみだ」と23日の記者会見で語った大坂は、7月のウィンブルドンではよもやの1回戦敗退を喫した悪いイメージを相性の良い同大会で勝つことで払拭したいところだ。前戦となるウェスタン&サザンオープンでは準々決勝でソフィア・ケネン(アメリカ)と対戦したが、第3セット途中で左ひざの痛みで途中棄権。コンディショニングが心配されているが「日々良くなっている。試合までには大丈夫」と意に返さない。

イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表した全米オープン2019女子シングルス優勝オッズによると、大坂は4番手となる12.0倍のオッズとなっている。昨年の同大会でグランドスラム初制覇を果たして、シンデレラストーリのごとく世界一へと登り詰めた大坂が再び頂点に立つことができるか。

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優勝最有力には第8シードのセリーナ・ウィリアムズで6.0倍オッズとなった。昨年の同大会では大坂が決勝でセリーナを破って優勝の栄冠を勝ち取ったが、グランドスラムのシングルスで23勝を挙げている世界女王がこのまま黙っているわけが無い。セリーナは1回戦でマリア・シャラポワ(ロシア)と対戦することになり、この1回戦は屈指の好カードといってよいだろう。

ウィリアムヒル」が発表した優勝オッズで2番手には第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)で9.0倍、3番手には第2シードで今年の全仏オープンを制しているアシュリー・バーティ(オーストラリア)で11.0倍と続いている。

2014年大会で準優勝の錦織圭は悲願の初制覇なるか?

男子シングルスは第7シードの錦織にグランドスラム初制覇の期待が高まるが、コンディションの部分で不安がぬぐえない。8月に入ってのマスターズ1000大会であるロジャーズ・カップとウェスタン&サザンオープンでいずれも緒戦となる2回戦で敗れた錦織。右ひじの痛みに加えて、西岡良仁と初対戦で敗れたウェスタン&サザンオープンでは「息ができない」症状が現れて、錦織を苦しめている。

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とはいえ、23日に行われた記者会見で錦織は「練習もしっかりやれているので大丈夫だと思う」と記者団からの不安の声を払拭。「他のグランドスラムより高揚感はちょっと多い。不安はあるけど気持ち的には前向きで、ここに来るとワクワクします」とグランドスラムで最も最上位(準優勝)成績を残している同大会で5年ぶりのファイナル進出を狙います。

ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表した男子シングルス優勝オッズによれば、錦織はケビン・アンダーソン(南アフリカ)やミロシュ・ラオニッチ(スイス)ら4選手と並んで13番手となる81.0倍オッズとなっている。やはり、健康面での不安がオッズに反映されている感があるが、下馬評を覆して大坂との日本人アベックVを期待したい。

優勝大本命は第1シードで大会連覇を狙うノバク・ジョコビッチで2.25倍オッズとなっている。これに関しては疑う余地の無いことではあるのだが、あえてそうならない理由を見つけようとするならば、順当に勝ち上がった場合は第3シードのロジャー・フェデラーと対戦することが予想されることだろうか。

ジョコビッチとフェデラーの対戦は、先月のウィンブルドン決勝で見られたがその時はジョコビッチが死闘を制している。過去の対戦成績は26勝22敗とジョコビッチが勝ち越してはいるもの「ロジャーとのウィンブルドン決勝は、これまで経験した中でトップ2に入る激戦だったかもしれない。切り替えるのには少し時間がかかった」とジョコビッチが会見で話すなど、敗れはしたもののフェデラーがジョコビッチに与えた精神的なダメージは大きかったかもしれない。

そのフェデラーは優勝オッズで3番手の8.5倍、決勝でジョコビッチとの対戦が待ち構えているであろう第2シードのラファエル・ナダルは2番手の4.0倍となっている。フェデラーは順当に勝ち進むと準々決勝で錦織と対戦する可能性があり、錦織にとってはフェデラー、ジョコビッチ、そしてナダルとビッグ3をなぎ倒さなければ初優勝の道はない。

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