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ハンドボール世界選手権女子2019:自国開催の日本代表“おりひめジャパン”はどこまで勝ち上がれるか?ブックメーカーの優勝オッズは201倍!

ニュース | 2019.11.29
世界選手権でおりひめジャパンの大躍進なるか?

ハンドボールの世界一を決める「ハンドボール世界選手権女子2019」が30日から12月15日まで、熊本県のパークドーム熊本を主会場に行われる。12日に東京都内で日本代表“おりひめジャパン”のメンバー21人が発表された。会見に挑んだ日本代表のウルリック・キルケリー監督は「初戦のアルゼンチン戦に向けて集中するが1戦1戦をしっかり戦い、1次リーグ突破を目指したい」と話し、まずは30日午後3時から行われる開幕戦での勝利と、上位12チームが進むことができる2次リーグ進出を目標に掲げた。

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【日本代表“おりひめジャパン”メンバー(数字は背番号、アルファベットはポジション)】
2 PV 永 田 美 香・3 PV 角 南 果 帆 ・4 RB 角 南 唯・5 LB 塩 田 沙 代 ・6 CB 石 井 優 花・7 RW 藤 田 明 日 香・11 PV 堀 川 真 奈・12 GK 板 野 陽 ・13 LW 勝 連 智 恵・15 RB 多 田 仁 美・16 GK 宮 川 裕 美・18 LW 田 邉 夕 貴・20 RW 秋 山 な つ み・21 RW 池 原 綾 香・25 CB 大 山 真 奈・27 LB 佐 々 木 春 乃・28 PV 永 田 し お り・30 GK 亀 谷 さ く ら・36 RB 中 山 佳 穂・41 LB 河 田 知 美・81 CB 石 立 真 悠 子

今回の世界選手権は、まずは出場24チームが6チームずつの4グループに分かれて、総当たり戦の予選ラウンドが行われる。日本は、アルゼンチン(30日午後3時)、コンゴ(12月2日午後6時)、スウェーデン(12月3日午後7時半)、ロシア(12月5日午後6時)、中国(12月6日午後3時)と同じグループDに入った(カッコ内は試合日時)。各グループ成績上位3チームが、メインラウンドに進出し、6チームずつの2グループに分かれて予選ラウンドと対戦がなかった3チームと戦い、各グループ上位2チームが準決勝にコマを進める。

日本語にも対応している人気ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表したグループD勝者オッズ(トップ通過オッズ)を発表し、最有力にリオ五輪金メダルのロシアを挙げて1.25倍のオッズを付けた。2番手には前回大会(2017年)の準決勝で優勝したロシアに22-24と惜敗したスウェーデンで3.75倍、そしてメインラウンドの当落線上の3番手に21.0倍で日本がつけている。

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日本としては、開幕戦のアルゼンチン戦をはじめ、格下のコンゴと中国からも着実に白星を重ねて、スウェーデンとロシアの格上にチャレンジしたいところだ。絶対に負けられない30日午後3時から行われる日本対アルゼンチンのマッチオッズが「ウィリアムヒル」から発表されており、日本勝利が1.14倍に対してアルゼンチン勝利が8.0倍と日本が大きくリードはしているものの、決して油断はできないだろう。また、ハンディキャップベッティングにおいても日本に「-5.5」得点のハンディをつけてともに1.83倍となっており、スポーツベッターとしては日本勝利の1.14倍で勝負するよりも、ハンディキャップでの勝利である1.83倍を取りにいきたいところだ(下記オッズ表をクリックすると、最新のオッズが確認できる)。

また、日本がどこまで勝ち上がれるか(どこで敗退するか)を予想する「日本敗退ステージオッズ」も発表され、日本はメインラウンドでの敗退が1.25倍で最有力視されている。キルケリー監督も会見でグループステージ突破を目標に掲げており、最低でもメインラウンド進出は果たしたいところだ。ただ、グループステージ敗退オッズも3.75倍となっており、日本が3位以内に入れる保障はどこにもないことを念頭に置かなければならないだろう。

最後に、「ウィリアムヒル」が発表した世界選手権女子2019の優勝オッズによれば、日本はアンゴラと並んで16番手の201.0倍と厳しい評価が下されている。アジア勢最上位となる韓国でも12番手の51.0倍となっており、日本にとっても世界の壁は依然として高いことがわかる。優勝最有力には前回大会の決勝で顔を合わせたノルウェーとフランスでともに3.5倍オッズとなっている。さらには僅差でリオ五輪女王のロシアが3.75倍で続いており、この“3強”を軸に優勝争いが展開されるであろう。

日本は、来年の東京五輪の出場権は開催国枠で確保はしているが、本大会で世界の強豪と現状どの程度戦うことが出来るかを見極める上で非常に重要な戦いとなる。今年自国開催で初の8強入りを果たしたラグビー日本代表のようにおりひめジャパンの大躍進があれば、日本のハンドボール熱も高まることは間違いないだろう。

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