31日午後3時40分に東京競馬場を発走する「第87回日本ダービー」（G1、2400㍍・芝）の枠順が28日に確定した。ディープインパクト以来となる無敗2冠を狙うコントレイルは3枠5番に入った。

【日本ダービー2020枠順】
1-1 サトノインプレッサ(牡3、坂井瑠星・矢作芳人)
1-2 アルジャンナ(牡3、浜中俊・池江泰寿)
2-3 ワーケア(牡3、C.ルメール・手塚貴久)
2-4 レクセランス(牡3、石橋脩・池添学)
3-5 コントレイル(牡3、福永祐一・矢作芳人)
3-6 ヴェルトライゼンデ(牡3、池添謙一・池江泰寿)
4-7 ブラックホール(牡3、石川裕紀人・相沢郁)
4-8 ビターエンダー(牡3、津村明秀・相沢郁)
5-9 ダーリントンホール(牡3、M.デムーロ・木村哲也)
5-10 コルテジア(牡3、松山弘平・鈴木孝志)
6-11 ガロアクリーク(牡3、川田将雅・上原博之)
6-12 サリオス(牡3、D.レーン・堀宣行)
7-13 ディープボンド(牡3、和田竜二・大久保龍志)
7-14 マイラプソディ(牡3、横山典弘・友道康夫)
7-15 サトノフラッグ(牡3、武豊・国枝栄)
8-16 マンオブスピリット(牡3、北村友一・斉藤崇史)
8-17 ヴァルコス(牡3、三浦皇成・友道康夫)
8-18 ウインカーネリアン(牡3、田辺裕信・鹿戸雄一)

日本語に対応しているブックメーカー「NetBet」が日本ダービー2020の単勝オッズを発表し、2冠目を目指すコントレイルに1.50倍の1番人気を付けた。2019年末のホープフルステークス（G1）で勝利して、JRA最優秀2歳牡馬に選出されたコントレイル。その勢いのまま無敗で2歳クラシック初戦「皐月賞」（G1）でも勝ち名乗りを挙げて、2005年のディープインパクト以来となる無敗での2冠挑戦権を獲得した。

そのコントレイルの2冠を阻止できるとすれば、6枠12番のサリオスの名前が挙がってくるだろう。ブックメーカー発表のオッズではコントレイルに次いで2番手となる4.00倍のオッズとなった。

サリオスは朝日杯FS（G1）を無敗のまま制して、2歳王者として満を持して皐月賞に挑んだ。その皐月賞ではコントレイルとの“無敗対決”で大きな注目を集めたが、最後の直線でのたたき合いに１／２差で競り負けて2着に終わった。サリオスにとって3歳馬の頂点を決める日本ダービーはリベンジを果たす最高の舞台となるはずだ。

また、皐月賞でこの2頭の後塵を拝して3着に終わった6枠11番ガロアクリークも面白いだろう。「NetBet」発表の単勝オッズにおいても4番手の17.00倍となっており、おいしい果実となっているのではないか。

スプリングS（G2、1800㍍・芝）の勝ち馬であるガロアクリークは、皐月賞でもヒューイ騎手とのコンビで挑んだが、今回は川田将雅騎手が手綱を取る。もし、川田騎手とのコンビでガロアクリークが勝てば、1954年のゴールデンウエーブ以来66年ぶり史上3頭目となるテン乗りでの日本ダービー制覇となる。

皐月賞の上位3頭が日本ダービー優勝争いの軸になると見られる。

その他、優勝争いに絡んできそうなのが弥生賞（G2）を制した7枠15番サトノフラッグが単勝オッズ10.00倍で3番人気に割って入った。また、外国産馬初の日本ダービー制覇に挑む5枠9番ダーリントンホールは6番人気の21.00倍オッズとなっている。