今季F1最終戦「アブダビGP」:優勝最有力は年間王者を決めたハミルトンで1.8倍のオッズ!
F1の2017年シーズン最終戦「アブダビGP2017」が日本時間24日午後6時からフリー走行(予選:25日午後10時、決勝:26日午後10時)が、アラブ首長国連邦にあるヤス・マリーナ・サーキットで開催される。
2017年シーズンの年間ドライバーズチャンピオンにはルイス・ハミルトン(メルセデス)が輝いた。第19戦のブラジルGPでは4位で表彰台を逸したが、ドライバーズポイントを345に伸ばして、2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に43ポイントの差をつけて最終戦を待たずに2年ぶり4度目のF1王者の座についた。
そのハミルトンは今シーズンすでに9勝を挙げてF1通算優勝回数を62まで伸ばしており、最多記録を持つミハエル・シューマッハの通算91勝を視野に入れている。このことについて尋ねられたハミルトンは「絶対に達成不可能な、とても手の届きそうにない目標じゃなくなったのは確かだ」と現実味を帯びてきた感覚を話している。
今季最終戦「アブダビGP」でハミルトンは63勝目をマークできるか?オンラインカジノ(ブックメーカー)「NetBet」が発表したアブダビGPの優勝オッズによると、ハミルトンは1.80倍のオッズで優勝候補の筆頭に挙げられている。現在所属しているメルセデスとの契約が2018年末で切れるが、チームは3年総額180億円もの契約金をオファーしたことがハミルトンの地元イギリス紙が報じるなど、ますますハミルトンへの期待と人気は高まる一方だ。
このハミルトンの独走を止めたいのはベッテルだ。「NetBet」の優勝オッズではハミルトンに次ぐ2番手となる3.15倍のオッズがついている。前戦のブラジルGPでは今季5勝目をマークしたベッテルは今季通算302ポイントを獲得、2010年シーズンからレッドブルで4連覇を果たした男がこのまま2位に甘んじているとは思えない。
優勝オッズの3番手にはハミルトンの同僚であるバルテリ・ボッタス(メルセデス)で、6.75倍となっている。今季2勝(ロシアGPとオーストリアGP)を挙げ、6度の2位になるなどハミルトン優勝の立役者の一人であるボッタスはドライバーズポイントで280ポイントの3位であり、最終戦で見事に優勝できればベッテルの成績如何で2位に浮上する可能性もわずかながら残されている。
年間王者はハミルトンの手にすでに渡っているが、今季最終戦は来シーズン以降を見据えた戦いにもなるだろう。このままハミルトンの”1強体制”となってしまうのか?それを誰が阻止するのか?世界中のスポーツベッターも今季ラストを飾るアブダビGPに注目している。