ジャパンカップ2017:キタサンブラック連覇か?ウィリアムヒルが単勝オッズ発表!
キタサンブラック連覇なるか?
日本競馬の最高峰レース「ジャパンカップ2017」が26日、東京競馬場で行われる(発走時刻:午後3時40分)。今年限りで引退を表明しているキタサンブラックの連覇に期待が集まる同レースの枠順が、23日午後確定。キタサンブラックは2枠4番に決まった。
【ジャパンカップ2017枠順】
1-1 シュヴァルグラン(牡5、H.ボウマン・友道康夫)
1-2 レイデオロ(牡3、C.ルメール・藤沢和雄)
2-3 ギニョール(牡5、F.ミナリク・J.カルヴァロ)
2-4 キタサンブラック(牡5、武豊・清水久詞)
3-5 サウンズオブアース(牡6、田辺裕信・藤岡健一)
3-6 イキートス(牡5、D.ポルク・H.グリューシェル)
4-7 ディサイファ(牡8、柴山雄一・小島太)
4-8 ソウルスターリング(牝3、C.デムーロ・藤沢和雄)
5-9 レインボーライン(牡4、岩田康誠・浅見秀一)
5-10 ブームタイム(牡6、C.パリッシュ・D.ヘイズ)
6-11 マカヒキ(牡4、内田博幸・友道康夫)
6-12 サトノクラウン(牡5、M.デムーロ・堀宣行)
7-13 シャケトラ(牡4、福永祐一・角居勝彦)
7-14 アイダホ(牡4、R.ムーア・A.オブライエン)
8-15 ワンアンドオンリー(牡6、横山典弘・橋口慎介)
8-16 ヤマカツエース(牡5、池添謙一・池添兼雄)
8-17 ラストインパクト(牡7、戸崎圭太・角居勝彦)
競馬の母国・イギリスのオンラインカジノのスポーツブック「ウィリアムヒル」はジャパンカップ2017の単勝オッズを発表し、キタサンブラックに3.00倍のオッズをつけて1番人気に推した。
キタサンブラックが武豊をとのコンビで天皇賞秋(2000㍍・芝)からの連勝、そして昨年のジャパンカップに続く連覇に挑む。前走の天皇賞秋では大雨の影響で最悪の馬場コンディションの中、ラストの直線に入ってうちからまくって最後はサトノクラウンとの叩き合いを制して、3度目の天皇杯(16年&17年春、17年秋)を手中に収めた。
JRA史上最多タイとなるG1レース7勝目に向けて、キタサンブラック陣営の清水久詞調教師もジャパンカップ制覇に向けて短い言葉ながら自信を持って何度もこう繰り返す。
「何度も言いますが、心配なく来ています」
12月24日に行われる有馬記念が引退レースとなるキタサンブラック。23日に有馬記念のファン投票第1回中間発表が行われ、そこでも3万1741票を獲得して首位に立った。キタサンブラックがジャパンカップを制してG1レース最多8勝目に王手を掛けることができるかにスポーツベッターのみならず、世界中の競馬ファンからの期待が集まる。
しかしながら、キタサンブラックがそう簡単に勝てるほど甘くはないのがジャパンカップだ。ブックメーカー「ウィリアムヒル」の単勝オッズで3番手人気の5.50倍のオッズがついている6枠12番サトノクラウンも、虎視眈々と初制覇を狙う。
サトノ陣営の大将格でキタサンブラックのライバルと目されていたサトノダイヤモンドが年内休養を宣言、そこで刺客として送り込まれたのがサトノクラウンだ。昨年の香港ヴァーズ(国際G1)を制すると、今年の宝塚記念も並みいる強豪を蹴散らして勝利。サトノダイヤモンドに勝るとも劣らない力を持っている。
迎えた天皇賞秋では最後の直線でキタサンブラックとの競り合いで敗れたが、サトノクラウンはジャパンカップでのリベンジに意欲を燃やす。
現在2番人気の4.50倍のオッズとなっている1枠2番レイデオロも負けていない。言わずと知れた今年の日本ダービー馬で、前走の神戸新聞杯(G2、2400㍍)では1番人気に見事に応えて勝利。これまで6戦5勝の3歳馬はデビュー戦からコンビを組むC.ルメール騎手を鞍上に迎えて、万全の態勢で世代交代を狙う。
国内の強豪馬はこれだけではない。今年のオークス馬で4枠8番ソウルスターリング(15.00倍)、昨年のジャパンカップでは3着だった1枠1番シュヴァルグラン(15.00倍)、昨年の日本優駿馬の6枠11番マカヒキ(15.00倍)など非常に面白い強敵たちが優勝賞金3億円を狙う。
また、昨年に続く出走となる3枠6番イキートス(21.00倍)や名門オブライエン厩舎が送り込む今年の英ダービー3着の7枠14番アイダホ(21.00倍)ら海外勢からも目が離せない。