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【平昌五輪】ノルディック複合のエース・渡部暁斗、”W金メダル”に期待大!ブックメーカーも1番人気に

Akito Watabe, right, of Japan celebrates during the awarding ceremony as he won the Nordic combined World Cup event in Hakuba, central Japan, Saturday, Feb. 3, 2018. Second placed Norway's Jan Schmid is at left. (Kyodo News via AP)

ノルディック複合の日本のエース・渡部暁斗が金メダル獲得に挑む―。

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ピョンチャン五輪が2月9日に開幕し、日本勢として金メダルの期待がかかるのが渡部だ。この渡部が出場するノルディック複合は、前半にスキージャンプ、後半に10キロのクロスカントリースキー(距離)を行う競技で、前半のジャンプでの記録をタイム化して、後半の距離ではジャンプで成績が良かった選手からスタートし、以降タイム差でスタートする。最終的にはこの距離で最初にゴールテープを切った選手が、「キング・オブ・スキー」の称号を得ることが出来るのだ。

今回の平昌五輪で渡部への期待が高まっているのは、今シーズンの彼のワールドカップ(W杯)での成績だ。五輪前最後の試合となったW杯個人第15戦(長野・白馬)でこそ3位に甘んじたものの、それまで破竹の4連勝をして日本人シーズン最多のW杯6勝に王手をかけているのだ。

ブックメーカーでの渡部の評価も高い。「NetBet」が発表したピョンチャン五輪のノルディック複合ノーマルヒルの金メダルオッズによると、渡部は4.00倍のオッズで最有力候補となっている。五輪イヤーに入って勝利を重ねている調子のよさと勢いが高く評価された格好だ。ワールドカップの総合ポイントでも905ポイントで堂々の首位を走っている。

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渡部のライバルとなりそうなのがヨーロッパ勢だ。その筆頭は34歳のジャン・シュミット(ノルウェー)でブックメーカーのオッズでは2番手となる5.00倍のオッズが付いている。総合ポイントで渡部と20ポイント差の885ポイントで2位のシュミットは今シーズンのW杯で渡部に次ぐ3勝を挙げており、五輪前最後となった第15戦では渡部を負かして優勝を果たしている。また、同じノルウェーで総合ポイント528ポイントで3位のヨルゲン・グラバクも3番手タイの5.50倍のオッズであり、スキー王国の一角であるノルウェー勢としてもこの種目での頂点は誰にも譲れないだろう。

W杯総合ポイントから見て「渡部対シュミット」が金メダル争いの軸になることは間違いないだろう。世界中のスポーツベッターからの賭けはおそらくはシュミットをはじめとしたヨーロッパ勢に傾くのではないかと予想される。3番手のグラバクと渡部のオッズ差がわずかに「1.5」であることは、W杯総合ポイントの差とは大きくかけ離れており、このあたりの”ずれ”をどのように判断するかがブックメーカーで勝利するためのポイントになってくるだろう。

ノルディック複合ラージヒルにおいても渡部は「NetBet」発表の金メダルオッズで4.30倍で最有力となっている。オリンピックでの”W金メダル”は十分射程圏内と見てよいだろう。

ピョンチャン五輪ノルディック複合のノーマルヒルは2月14日、同ラージヒルは20日に行われる。

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