バレーボールネーションズリーグ2018女子:”火の鳥ニッポン”の優勝オッズは81倍とブックメーカー予想
バレーボール全日本女子の2018年がいよいよ始動する。
バレーボールネーションズリーグ2018女子が15日に開幕する。全日本女子”火の鳥ニッポン”も出場し、日本はブラジルで開幕戦となるセルビアと対戦する(日本時間16日午前5時20分~)。
ネーションズリーグは、FIVBワールドグランプリに代わる大会として今年からスタートする国際大会で、コアチーム(12チーム)とチャレンジチーム(4チーム)の計16チームによって争われる大会。予選ラウンド(5週)では1回戦の総当り戦で成績の上位6チームが6月27日から中国・南京で行われる決勝ラウンドに進出できる。
全日本女子は、第1週(ブラジル:5月15日~17日)の開幕戦でセルビアと対戦し、その後ブラジル、ドイツと合間見える。第2週(日本:5月22日~24日)は愛知県豊田市のホームで3試合(アメリカ、ベルギー、オランダ)戦う。
第3週(香港:5月29日~31日)ではイタリア、中国、アルゼンチンと3試合、第4週(タイ:6月5日~7日)ではトルコ、韓国、タイと3試合、そして第5週(ポーランド:6月12日~14日)ではポーランド、ドミニカ、そして最終戦でロシアとの対戦が予定されている。
日本語に対応したオンラインカジノのブックメーカー「NetBet」がネーションズリーグ2018女子の優勝オッズを発表し、世界ランキング6位(2017年8月7日付)の全日本女子は10番手となる81.00倍のオッズが付いている。
優勝候補の筆頭には、世界ランキング1位に君臨する中国で2.75倍のオッズとなっている。2番手には地元開催となった2016年のリオ五輪で4位に終わってメダル獲得失敗の失意から復活を目指す世界ランキング4位のブラジルで4.25倍、3番手には僅差でリオ五輪銀メダルのセルビアで4.50倍、そしてそのリオ五輪で銅メダルを獲得した世界ランキング3位のアメリカが6.50倍で続いている。
ブックメーカーの評価は低調気味の全日本女子を率いる中田久美監督は、9月に行われる2018女子世界選手権に照準を合わせているが、その前哨戦としてネーションズリーグで世界のトップチームと戦える経験は大きいと話す。その1ヶ月前に行われるアジア選手権(@インドネシア)では、世界ランク1位の中国やタイ、ライバルの韓国なども出場するため、日本としてはネーションズリーグでこれらの国々には一泡吹かせておきたいところだろう。
新生・火の鳥ニッポンのエースとして期待されているのはウイングスパイカーの石井優希だ。VプレミアリーグではMVPを獲得するなど名実ともに現在の全日本女子の中核を担う選手で、「やはりMVPをとらせていただいた分、周りからの期待度も増したと思うので、だんだん「頑張りたい」というよりは『頑張らなければならない』立場になってきていると感じる」とインタビューで答えるなど、その自覚も芽生えてきている。
今年は、アジア選手権や世界選手権などビッグな大会が控えている中で全日本女子はまずはブラジルの地からどのような船出をするのか?世界のスポーツベッターを驚かすような活躍を期待したい。