松山英樹にとっては米PGAツアーで初勝利を挙げたのが、2014年の本大会だった。松山の浮上のきっかけとなるか?ザ・メモリアルトーナメント2018がアメリカはオハイオ州にあるミュアフィールドビレッジGC(7392ヤード、パー72)で現地31日から4日間開催される。
2週ぶりのツアー出場となる世界ランク10位の松山は、ウェルスファーゴ選手権では3日目でカット、続くザ・プレーヤーズ選手権では4オーバーで予選落ちと苦しんだ。前戦となるAT&Tバイロン・ネルソン選手権では後半復調を見せて12アンダーの16位まで戻ってきた。来月14日から行われる今季メジャー第2戦「全米オープン」に向けて縁起の良い本大会での躍進が期待される。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表したザ・メモリアルトーナメント2018の優勝オッズによれば、松山は全体11番手タイの34.00倍のオッズが付いている。ここ数試合で松山の成績が反映されたオッズだが、スポーツベッターにとっては当たれば大きく、その可能性も十分にあると言えるだろう。
優勝候補の最有力はジェイソン・デイとダスティン・ジョンソンの元世界ランク1位コンビでともに13.00倍のオッズがついている。2番手集団はジャスティン・トーマスとジャスティン・ローズの両”ジャスティン”と、PGAツアー公式サイトが発表する「パワーランキング(優勝予想)」で1位に押されているローリー・マキロイでそれぞれ15.00倍のオッズとなっている。
また、そのほかの日本人選手では、今年PGAツアーで日本人5人目となる優勝を果たした小平智が151.00倍、全米オープン出場がかかる宮里優作と池田勇太はそれぞれ251.00倍のオッズとなった。
タイガー・ウッズの完全復活も!?
優勝オッズではジョーダン・スピース(17.00倍)に次いでタイガー・ウッズに19.00倍のオッズが付いている。依然としてタイガーの復活を待ち望むファンの粘り強い支持がオッズに反映されていることが考えられる。
それに関連し、「ウィリアムヒル」は通常よりもスポーツベッターにとってお得になる「増強オッズ」を発表。ウッズがトップ5(5位以内)に入るというオッズが、通常の5.50倍から6.50倍に跳ね上がっている。
バルスパー選手権では2位、アーノルドパーマー招待では5位とここ5試合で2度のトップ5入りを果たしている世界ランク83位まで戻してきたウッズの”タイガーチャージ”が、ザ・メモリアルトーナメントでも見られる可能性は十分にありそうだ。
その他の増強オッズでは、リッキー・ファウラー(優勝オッズ21.00倍)が同じくトップ5入りするオッズは6.50倍、ダスティン・ジョンソンあるいはジョーダン・スピースが初日のリーダー(首位)になるオッズは、通常11.00倍が今回の増強オッズで15.00倍と大きく上昇している。