ロシアW杯で盛り上がりを見せるサッカーだが、そのサッカーの母国イギリスでは仮想通貨がサッカーチームに溶け込もうとしている。
キプロスに拠点を置く仮想通貨取引所「CoinDeal」(コインディール)が、イギリスのプロサッカーチームであるウルヴァーハンプトン・ワンダラーズとスポンサー契約を行ったことを発表した。
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズは昨シーズン、イギリスのサッカー2部リーグの相当するチャンピオンシップリーグで優勝を果たして、2011-12年シーズン以来となるプレミアリーグ復帰を果たした。
「CoinDeal」は、2018-19シーズンのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズのユニフォームの袖にロゴを入れることで合意。プレミアリーグでは初の仮想通貨のロゴが入ることになる。すでにチームは4日にロゴの入ったユニフォームをファンに披露しており、来月10日に開幕するプレミアリーグの新シーズンに備えている。
ビットコインなどの仮想通貨は2017年末に価格の暴騰で一気に世界中からの注目が集まったが、まだ人々の生活には浸透しているとは言えない。
とはいえ、「ビットカジノ」が初めてオンラインカジノで仮想通貨を世界で始めて決済として利用できるようになったりするなど、オンラインカジノやブックメーカー界では仮想通貨の流通は徐々にではあるが広がり始めている。
「CoinDeal」のCMOは、スポーツファンへのブランドイメージの訴求、インパクトは大きいとしており、今回のスポンサーシップに大きな期待を寄せている。今回の「CoinDeal」のスポンサーシップを皮切りに、多くの仮想通貨関連の会社がスポーツを通じて知名度のアップを図っていくことになってきそうだ。
日本でも例えば「bitFlyer」などの仮想通貨取引所が、Jリーグチームなどのプロスポーツに積極的にスポンサーシップしていく可能性もあるだろう。