6月14日に開幕したロシアW杯も、3位決定戦(日本時間14日午後11時)と決勝(同16日午前0時)の2試合を残すのみとなった。
1998年フランス大会以来の優勝を狙うフランスか?はたまた、初のワールドカップを手中に収めたいクロアチアか?
ロシアW杯がクライマックスを迎えようとする中、早くも次のワールドカップ「カタールW杯」の優勝オッズがイギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」から発表された。
優勝最有力にはロシアW杯で優勝したならば、連覇を狙うことになるフランスで5.50倍のオッズがついた。2番手には、ネイマールの復讐が叶わなかった南米の雄・ブラジルで6.00倍、そしてロシアW杯では決勝トーナメント1回戦で地元・ロシアにPK戦の末に敗れたスペインと、よもやのグループリーグ敗退で2014年ブラジルW杯以来の捲土重来を期すドイツがともに7.00倍で続いた。
FIFA会長ジャンニ・インファンティーノ氏は先日行われた会見で、カタールW杯の開催時期をこれまでの6月から7月に開催していたW杯を、11月21日に開幕、12月18日まで行うことを公表した。また、W杯参加国が現在の32カ国から48カ国に拡大する可能性についても言及し、2026年に開催が決まった「アメリカ・カナダ・メキシコW杯」よりも前倒して、カタール大会から実施される可能性も浮上している。
ロシアW杯でアジア勢として唯一決勝トーナメント進出を果たした日本は、2022年のカタールW杯に向けて現在新監督の選定に神経を尖らせている。「次のカタールで間違いなくラウンド16を突破できると思う。選手が必ず成し遂げてもらえる状態につなげたことは成果として感じたいです」とロシアW杯から帰国しての記者会見で語った西野朗監督の流れを組むU―21日本代表監督を兼任する森保一コーチが有力視されている。
「ウィリアムヒル」が発表した、新生日本代表”サムライブルー”のカタールW杯優勝オッズは251.00倍とアジア勢で最も評価が高いオッズとなっている。開催国のカタールは501.00倍、ロシアW杯出場組ではイランとオーストラリアが1001.00倍、ドイツを2-0で撃破してグループリーグで沈めた韓国は、サウジアラビアと並んで2501.00倍と最下位評価が下されている。
すでに2022年カタールW杯に向けて戦いは始まっている。