ヨーロッパがまた熱くなる季節がついにやってきた。
ヨーロッパのクラブNo.1を決める「UEFAチャンピオンズリーグ2018-2019」が現地18日(日本時間19日午前1時55分)に、バルセロナ対PSV、インテル対トテナム・ホットスパーの2試合を皮切りにスタートする。
まずは欧州の強豪32チームが4チームずつ、8グループに分かれてホーム&アウェイで総当たり戦を行い、各グループ上位2チームずつの計16チームが来年2月12日から行われる決勝トーナメントに進出する。決勝トーナメントもホーム&アウェイ形式で行われ、一発勝負の決勝戦は来年6月1日にスペインのマドリードにあるエスタディオ・メトロポリターノで行われる。
ビットコインなどの仮想通貨が使用できるブックメーカー「Sportsbet.io」がUEFAチャンピオンズリーグ2018-2019の開幕直前オッズを発表し、優勝最有力には初優勝を狙うマンチェスター・シティを挙げて、5.10倍のオッズをつけた。
昨シーズンは、プレミアリーグで勝ち点を同リーグ初となる3桁の「100」に乗せて圧勝したマンチェスター・シティ。次なる目標として、今度はヨーロッパNo.1へと挑む。ペップ・グアルディオラ監督就任から3年目を迎えて世界トップクラスへの成長を遂げたマンCが、昨シーズンは準々決勝で敗れたチャンピオンズリーグの舞台で満を持して優勝へと駆け上がる。
2番手にはバルセロナで6.40倍、3番手にはユヴェントスで7.00倍とマンCのあとを追う。
バルセロナは4シーズンぶりのチャンピオンズリーグ制覇を狙う。世界のストライカーであるリオネル・メッシやルイス・スアレスといった最強FWを擁し、さらにはフィリペ・コウチーニョやウスマン・デンベレが加わったことでさらに厚みが増した。一抹の不安を挙げるならば、司令塔を長年になってきたアンドレス・イニエスタ(神戸)が抜けたことか。
ユヴェントスは何といっても過去5度のバロンドールを受賞しているクリスティアーノ・ロナウドを獲得できたことが大きい。イタリアのセリエAを7連覇しているユヴェントスだったが、欧州CLにおいては一昨年は決勝、昨年は準決勝まで進出するなど着実に力を付けてきている。チームの完成形としてロナウドが加入したことで1995-96シーズン以来となる欧州制覇も現実味を帯びた。
一方で、欧州CLで3連覇中のレアル・マドリードだが、絶対的エースであるロナウドを失ったことで、ブックメーカーの評価も落とす格好となった。「Sportsbet.io」発表の優勝オッズでは8.50倍と5番手評価となっている。
また、UEFAチャンピオンズリーグ2018-2019の得点王オッズも「Sportsbet.io」から発表され、最有力にはメッシで5.90倍のオッズがついた。そして2番手にはロナウドで6.90倍となった。
メッシとロナウドは奇しくもバロンドール受賞回数が過去最多の5度と両雄並び立つ形となっている。今シーズンのチャンピオンズリーグで得点王になった方が6度目となるバロンドール受賞にグッと近づくことは間違いないだろう。そういった意味では、チームの勝敗もさることながら得点王争い、バロンドールの取り合いにも注目したいところだ。
3番手にはマンCのセルジオ・アグエロで8.10倍、4番手にはリヴァプールのモハメド・サラーで12.00倍、5番手にはバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキで13.00倍と続いている。