ツアー選手権2018:米男子ツアープレーオフ最終戦で松山英樹の大逆転V&賞金11億円獲得のシナリオは?
最後は松山英樹が大仕事をやってのけるのか?
米国男子ゴルフツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権2018」が日本時間21日午前0時40分から、アメリカはジョージア州にあるイーストレイクGCで4日間開催される。
フェデックスポイントで上位125選手が出場したプレーオフも、第3戦まで終わって残るはその上位30選手に絞られた。松山は1491ポイントをこれまで獲得し、27位でツアー選手権への出場を決めた。ツアー選手権では第3戦終了時点でのポイントは一旦リセットされ、その順位に応じて2000から115ポイントが再配分される。27位の松山は142ポイントで最終戦を迎えることになる。
松山は初日は28位のゲーリー・ウッドランドとラウンドする(日本時間午前0時50分)。松山が大逆転で年間王者になるためには、松山がツアー選手権で優勝し、ポイントを2142ポイントにすることが大前提となる。その上で、下記の条件が整えば”他力本願”とはなるものの大逆転Vで年間優勝者に与えられる1000万ドル(約11億円)の賞金を手に出来る。
【松山大逆転年間王者へのシナリオ】
フェデックスポイント1位のブライソン・デシャンボーが25位以下
同2位のジャスティン・ローズが3人以上の7位タイ以下
同3位のトニー・フィナウが3人以上の3位タイ以下
同4位のダスティン・ジョンソンが3人以上の2位タイ以下
同5位のジャスティン・トーマスが3人以上の2位タイ以下
同6位のキーガン・ブラッドリーが2位タイ以下
同7位のブルックス・ケプカが2位タイ以下
※松山がツアー選手権優勝が大前提。8位以下の順位は影響しない
ブックメーカー「NetBet」が発表したツアー選手権2018優勝オッズによると、松山は10番手の21.00倍のオッズとなっている。世界ランク20位であることを考えると、松山へのゴルフファンの期待は高いと見てよいだろう。昨年の同大会では26位タイと奮わなかった松山だが、今回はその雪辱を”猛チャージ”で果たして欲しいところだ。
優勝最有力には、ローリー・マキロイで8.50倍のオッズとなっている。フェデックスポイントでは17位につけるマキロイが2年ぶり2度目となる年間王者への返り咲きはあるのか?
2番手には、現在世界ランク1位のジャスティン・ローズで8.75倍のオッズとなった。自身初となる世界ランク首位の座をこの9月に奪った38歳のローズの初優勝にも期待が集まる。
3番手にはそのローズに世界ランク1位の座を奪われたダスティン・ジョンソンで10.00倍、4番手には昨年の年間王者ジャスティン・トーマスで12.00倍、5番手には今年の全米プロで2位に入ったタイガー・ウッズとブルックス・ケプカが13.00倍で並んだ。
なお、PGA公式サイトが発表している「パワーランキング」(優勝予想)では、1位にローズが挙げられており、松山は14位となっている。