豪州最大の競馬レース「メルボルンカップ2018」:日本から唯一の参戦チェスナットコートはブックメーカー単勝41倍オッズ
南半球最大の競馬レース「メルボルンカップ2018」(国際G1、3200㍍・芝)が日本時間6日午後1時、オーストラリアのヴィクトリア州にあるフレミントン競馬場で発走する。レースの総賞金730万豪ドル(約5億8000万円)をかけて、国内外から24頭の競走馬が豪州に集結した。
昨年のメルボルンカップでは、唯一の3歳馬で6番人気だったリキンドリングが最後の直線で振り切って優勝。3歳馬の勝利は実に8年ぶりとなった。日本からはアルバートが出走を予定していたが、出馬表に名前が載ることはなかった。
今年は、日本からチェスナットコートが馬番もゲート番号もいずれも「4」で川田将雅騎手とのコンビで、2006年のデルタブルース以来となる2頭目のメルボルンC制覇に挑戦する。
日本語にも対応しているブックメーカー「NetBet」が発表したメルボルンカップ2018のオッズによると、チェスナットコートは15番手となる41.00倍と厳しいオッズ評価が下されている。1番人気には、ハーバートパワーS(G2)で圧勝劇を見せたユカタンで5.50倍のオッズとなった。オブライエン厩舎が送り込むアイルランド馬が2年連続でメルボルンカップ制覇となるのか?
2番手には英ヘンリ2世S(G3、3200㍍・芝)を制したマジックサークルで8.50倍、3番手には「グレートヴォルティジュールS」(英G2、2400㍍・芝)で2着に入ったクロスカウンターで9.00倍と続いた。
日本からの参戦のチェスナットコートは、今年の天皇賞春で5着、期待された目黒記念(G2)では2番人気に推されながらも11着と惨敗した。その後、オーストラリアへ渡って迎えた先月のコーフィールドカップ(G1、2400㍍・芝)ではこちらも5番人気と期待されたが、13着とその期待は裏切られた。
3度目の正直でメルボルンカップを制することはできるのか?岡勇策調教助手は「前走後はダメージがなかったので、しっかりと乗り込むことができました。その分、追い切りは半マイル(馬なり)でしたが、予定どおりにこれたと思います」と手応えを語る。
コーフィールドカップを制したベストソリューションは「NetBet」のオッズで5番手11.00倍となるなど、欧州組が高い評価を受ける中で日本のチェスナットコートが意地を見せることは出来るのか注目だ。