UEFAヨーロッパリーグ2018-2019の決勝トーナメントが日本時間15日午前2時55分から、スラヴィア・プラハと日本代表FW伊東純也が移籍して注目を集めるゲンク戦を皮切りにスタートする。グループリーグを突破した32チームが5月29日にアゼルバイジャンの首都バクーにあるバクー・オリンピック・スタジアムで行われる決勝戦を目指して、熱い戦いを繰り広げる。
この32チームの中でバグーで歓喜を迎えることが出来るのはどのチームか?
ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)が利用できるブックメーカー「Sportsbet.io」が優勝オッズを発表。現在、イングランド・プレミアリーグで6位につけているチェルシーが5.10倍で最有力候補となっている。エデン・アザール、ウィリアン、エンゴロ・カンテ、ゴンザロ・イグアインらスター選手を擁する本大会屈指の戦力を誇るチェルシーが予想通り優勝へと勝ち進むことができるのか?
2番手には同じくプレミアリーグでアーセン・ベンゲル監督の長期政権から今シーズン脱皮を図るアーセナルで6.80倍、3番手にはイタリア・セリエAでユベントスに次ぐ2位に付けているナポリが7.20倍で続いている。
日本勢が所属クラブで上位に評価されているのが、長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトだ。優勝オッズは8番手の22.50倍となった。ドイツ・ブンデスリーガでもしっかり顔となった長谷部は平均評価点ランキングにおいても全選手の中で4位に入るなど安定した力を発揮している。
また、南野拓実がプレーするレッドブル・ザルツブルグの評価は、「Sportsbet.io」の優勝オッズではフランクフルトの上を行く7番手の21.50倍。オーストリア・ブンデスリーガを5連覇中の絶対王者にも注目したい。
UEFAヨーロッパリーグのラウンド32初戦のオッズも「Sportsbet.io」から発表された。優勝候補筆頭のチェルシーはマルメと対戦、チェルシー勝利が1.42倍に対してマルメ勝利が8.20倍とチェルシーが圧倒的有利との見立てを示している。
アーセナルは、ベラルーシ・プレミアリーグのBATEボリソフと顔を合わせ、アーセナル勝利が1.39倍に対してBATEボリソフ勝利が8.20倍とこちらもイングランド勢が大きくリードしている。
日本勢が所属するクラブの初戦にも注目だ。長友佑都が所属するトルコ・シュペルリグ王者ガラタサライは、ポルトガル・プリメイラリーガで最多36回の優勝を誇るベンフィカと激突する。ブックメーカーのオッズでは、ガラタサライ勝利が2.65倍、ベンフィカ勝利が2.80倍と拮抗している。
また、日本代表FWで柏レイソルから今冬に移籍した伊東純也所属のRCゲンクはチェコの名門スラビア・プラハと対戦する。勝敗オッズはゲンク勝利が3.05倍に対してプラハ勝利が2.45倍とゲンクが劣勢との見方となっているが、伊東がその下馬評を覆すことが出来るのかにも注目したい。