世界ランク1位として迎えるクレーコートシーズンでも、大坂なおみは勝ち上がることが出来るのか？

大坂のクレーシーズン初戦「ポルシェ・グランプリ2019」がドイツのシュツットガルトで現地22日に開幕する。第1シードで出場する大坂は1回戦が免除され、初戦となる2回戦で世界ランク16位のワン・チャン（中国）と同24位の謝淑薇（台湾）との勝者と戦うことになる。

これまでWTAツアーで3勝（全米、全豪、マイアミオープン）している大坂だが、いずれもハードコートでの優勝。クレーコートでは思うような結果をこれまで残せておらず、5月に行われるグランドスラム第2戦「全仏オープン」（クレーコート）でも3回戦までしか進出できていない。

ビットコインなどの仮想通貨が使えるブックメーカー「Sportsbet.io」が発表したポルシェ・グランプリ2019の優勝オッズによると、大坂は5番手の10.5倍オッズと評価は決して高くはない。やはり、クレーコートであまり戦績が良くないこと、そして全豪オープン2019を制覇して以降、思うような結果を出せていないことがオッズに反映されていると見られる。

優勝最有力には世界ランク2位で第2シードのシモナ・ハレプに5.10倍のオッズがついた。ハレプは昨年の全仏オープンで自身初となるグランドスラムを制しており、クレーコートに自信を持っている。2番手には順当に勝ち上がれば大坂と準々決勝で対戦が予想される第5シードのアンジェリック・ケルバーで7.20倍、3番手には第3シードのペトラ・クビトバが僅差の7.40倍で続く。

シード勢が順当に勝ち上がった場合、大坂は準々決勝でケルバーと、準決勝では「Sportsbet.io」発表の優勝オッズで4番手の9.80倍のオッズが付いている第4シードのカロリーナ・プリスコバとの対戦が予想される。そして決勝では優勝最有力ハレプとの対戦となる。