ゴルフ全米オープン2019:松山英樹のトップ10入りオッズは4.33倍!優勝争いはケプカの大会3連覇が軸か?
海外メジャーの第3戦「全米オープン2019」がアメリカはカリフォルニア・ペブルビーチで現地13日に開幕する。メジャー初制覇を狙う松山英樹や勝てば114年ぶりの大会3連覇となるブルックス・ケプカに注目が集まる。
今回の全米オープンには日本からは、松山を筆頭に今平周吾、堀川未来夢、そして市原弘大の4選手が出場。日本勢で誰が頂点へ近づくのかにも注目したい。
ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表した日本勢選手トップオッズによると、松山が1.36倍で最有力に挙げられている。これには誰も疑問の余地を挟まないだろう。2番手には先週の日本ツアー選手権で連覇ならずで16位に終わった市原で5.00倍、昨年の国内ツアー賞金王・今平周吾が3番手の9.00倍と市原の後塵を拝する形となった。その日本ツアー選手権で国内メジャー初優勝を果たした堀川が11.00倍とアンダードッグとなった。
アジア勢選手トップオッズにおいても松山が2.50倍でダントツの評価となっている。しかしながら、松山はこの域からからなかなか出ることが出来ていない。過去の全米オープンでも2017年にはメジャー最高順位となる2位タイまではいくものの、あと一歩が届かずにいるのが現状だ。
「ウィリアムヒル」が発表した全米オープン2019優勝オッズによると、松山は12番手タイの34.00倍オッズとなった。この34倍というオッズはアダム・スコットやジェイソン・デイなどメジャー優勝経験者と同じ評価であり、決して低評価というわけではない。しかし、PGAツアー公式サイトが発表しているパワーランキング(優勝予想)では、松山は17位となっており、単純に松山優勝までに上には16選手がいると見られているのだ。
このパワーランキングで優勝最有力に挙げられたのは、メジャー第2戦の全米プロで大会連覇を果たしたケプカだ。ブックメーカー「ウィリアムヒル」のジャッジでは世界ランク2位のダスティン・ジョンソンと並んで2番手の11.00倍オッズとなっている。全米オープンでは2017年、2018年大会と連覇しており、もし今回もケプカが勝てば1903年から1905年まで3連覇を果たしたウィリー・アンダーソン(スコットランド)以来となる114年ぶりの快挙となる。
ケプカの連覇を阻む急先鋒となるのが、優勝オッズ8.50倍で最有力のローリー・マキロイだろう。マキロイは本大会を2011年に1度制しており、前週に行われたRBCカナディアンオープンでは22アンダーと無双の強さで優勝して本大会へ乗り込んでいる。
また、今シーズンのメジャー初戦「マスターズ」で復活の優勝を遂げたタイガー・ウッズも、4番手となる13.00倍の優勝オッズから今季メジャー2勝目、メジャー通算16勝目を狙う。また、松山と予選ラウンド同組で回るトミー・フリードウッドが松山と並ぶ34.00倍、セルヒオ・ガルシアが81.00倍の優勝オッズとなっている。
メジャー大会ともなれば何も優勝だけが”エクセレント”ではない。ブックメーカー「ウィリアムヒル」はトップ10入りオッズも発表しており、このオッズで松山は4.33倍の評価となっている。スポーツベッターとしては、優勝オッズだけでなく、トップ10入りオッズなどで手堅く勝つ選択をすることも当然視野に入れているであろう。
第119回全米オープンは、日本時間13日午後10時45分から予選ラウンド初日がスタートする。