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マイルチャンピオンシップ2019のオッズも海外ブックメーカーのオッズの対象に!?

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11月17日(日)に京都競馬場で行われる「マイルチャンピオンシップ2019」(G1、1600㍍・芝)の単勝オッズが、JRA(日本中央競馬会)ではなく海外のブックメーカーから発表された。

JRAから発表されるオッズは早くてもレース前々日に発表となるが、今回発表したイギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」はそれよりも前倒しで独自のオッズを公開したのだ。13日に公開されていた単勝オッズによると、ダノンプレミアムが2.62倍で1番人気に推されている。

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JRAで週末に行われるレースにベットしている方々には、この光景が奇妙に感じるかもしれないが、海外では当たり前のようにブックメーカーがオッズを発表し、いかに自分のところで馬券を購入してもらうかオンライン上はもとより、競馬場内でもそれぞれ予想屋を立てて競い合っているのだ。

しかも、ブックメーカーの場合、JRAと違ってレースが行われる1年前くらいからオッズを発表することもしばしば。例えば、2020年10月4日にフランスはロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1、2400㍍・芝)のオッズは、すでに「ウィリアムヒル」から発表されており、今年のレースで3連覇を逸して2着だったエネイブルが7.0倍で1番人気となっている。

1年先のレースのオッズを誰が買うの?と素朴でかつ的確な疑問を持つ方々が多いと思うが、実際にすでに馬券を購入する競馬ファン(競馬のスポーツベッティングファン)は海外では多い。

理由は大きく2つあって、一つはその馬の大ファンで、誰よりも早く馬券を購入することでその馬への自分の想いを他のファンに見せつけるため。例えば、iPhone(アップル)の商品のファンは、iPhone 11が発売されるや否やアップルストアに発売前日から並んで誰よりも先にiPhone 11を購入したくなる心理と似ているだろう。

もう一つは、オッズが良いということだ。レース前日になってエネイブルのオッズが7.0倍であることは考えにくい。実際、2019年の凱旋門賞のレース5日前のオッズでは、エネイブルに付いたオッズは1.73倍であった。そのエネイブルの馬券が1年前であれば7.0倍と非常にお買い得に購入できるのだ。2020年10月4日までにエネイブルが故障するかもしれないし、調子を落としているかもしれない。さらには、他に強豪馬が参戦してくるかもしれない、など不確定要素が多い中でベットするからこそ、オッズの数字が高くなっているのだ。

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ブックメーカーで日本の競馬(JRA)の馬券を購入することは、世界的に見れば何も不思議はない。17日に行われるマイルチャンピオンシップ2019のオッズもすでに発表されている。2番人気にはダノンキングリーで3.25倍のオッズとなっており、“ダノン”の馬主で有名な野田順広オーナーにとっては“ワン・ツー”が有力視され、いまから楽しみで仕方ないだろう。

さらには、24日に東京競馬場で行われるジャパンカップ2019(G1、2500㍍・芝)のオッズも「ウィリアムヒル」から発表された。日本の競馬(JRA)の場合は、ブックメーカーから発表されるオッズは早くて2~3週間前からの公開となる。

さあ、今週末のマイルチャンピオンシップと24日開催のジャパンカップのオッズが公開された。ベッティングいつするの?今、でしょ!

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