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コロナショックで世界中のスポーツは中止、延期!そんな中注目を集めている「eスポーツ」は活況!?

新型コロナウィルスが世界中を恐怖のどん底に陥れている。特に、経済的打撃は計り知れなく、先週は世界中の株価がリーマンショック級、いやそれ以上の歴史的大暴落を見せた。そして、日本からはマスクだけでなくトイレットペーパーが消えて、日常生活にも大きな影響を及ぼしている。

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また、その影響はスポーツ界にも及んでいる。長い歴史を持つセンバツ高校野球が11日に史上初の中止の決定を発表すると、世界中のスポーツにもコロナの余波が及んだ。アメリカのメジャーリーグ(MLB)は少なくとも2週間の開幕延期を発表、NBAは選手からコロナ感染者が現れたことからリーグを中断するなど、世界からスポーツの活気が聞こえてこなくなっている。

さらには、今年7月に行われる東京五輪の開催も微妙な情勢に。アメリカのトランプ大統領は「来年に延期した方がよい」と会見で語るなど、先行きが見えない。来月9日に開幕が予定されていたゴルフのメジャー初戦「マスターズ」も延期が決定。連覇を狙っていたタイガー・ウッズの戦いをしばらく見ることができなさそうだ。

イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表したマスターズ2020の優勝オッズでは、ウッズは3番手の13.00倍となっている(3月16日現在)。われらが日本の松山英樹は8番手タイの26.00倍と高評価を受けていただけに、4月を心待ちにしていたファンはがっかりしているであろう。ちなみに、中断しているNBAの関連オッズはブックメーカーからその姿を消している。

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世界中でスポーツの火が消えかかっている中で活況なのが同じスポーツでも「eスポーツ」だ。eスポーツは人と人とが直接接することができなくても、インターネット通じてつながることを可能にしている点で、新型コロナウィルス蔓延の状況下では特にその強みを発揮できるのかもしれない。

たしかに、eスポーツ人気は年々高まりを見せており、大きなアリーナを借りて、多くの観客を集めていつつのショービジネスとして成立している。現状では、さすがに人を1箇所に集めて大会を行うことは無理かもしれないが、eスポーツはファンの多くがネットを通じてその大会を観戦しており、十分に“スポーツ”の醍醐味を伝えることは可能だろう。

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eスポーツの最高峰の大会と言われる「リーグ・オブ・レジェンド」では、昨年12月に行われた世界大会で過去最高となる4400万人が視聴したと主催者側が発表、決勝戦の平均視聴率も2180万人と驚異的な人気を誇っており、ネット環境を通してプレイヤーとファンがつながることができている。

PS4の人気タイトル「Call of Duty(コール・オブ・デューティ)」のeスポーツリーグも12チームが参加してコール・オブ・デューティリーグが2020年にスタート。賞金総額600万ドル(約6億4200万円)をかけて世界から強豪12チームが転戦しながら、バトルを繰り広げる。1月24日に米国ミネソタ州ミネアポリスでスタートして、すでに第4戦まで終えており、熱気は冷めることを知らない。

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スポーツが相次いで中止や延期になっていることもあって、新型コロナウィルスにも負けないeスポーツは世界中のブックメーカーも熱い視線を送っている。ブックメーカー「ウィリアムヒル」は今年立ち上がったばかりのコール・オブ・デューティリーグの優勝オッズを発表しており、現在シリーズ8-1で首位に立っているアトランタFaZeに2.62倍のオッズを付けた(3月16日現在)。

マスターズ2020の優勝オッズを冒頭にお見せしたが、それと全く同じ優勝オッズのフォーマットであり、いかにeスポーツがブックメーカーにおいても人気を集めているか、そして力を入れているのかがわかるであろう。

新型コロナウィルスでスポーツが中断、延期、中止になっている今、eスポーツに注目する機会にしてはどうだろうか?

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