前回の記事「オンラインカジノとは?」では、オンラインカジノ(オンカジ)の安全性が保障されている理由や、さまざまな決済サービス(電子ウォレット)が利用できることを解説しました。ネット環境さえ整っていれば、海外旅行に出かけなくても自宅にいながらカジノギャンブルが楽しめます。
それでは、オンラインカジノはいつ頃始まったのでしょうか? 「オンラインカジノを知るための7ステップ」連載3回目の本記事ではオンカジが誕生した時期や経緯をご紹介します。
諸説ありますが、1990年代にオンラインカジノはインターネットの世界的な普及に伴ってその産声を挙げました。
このきっかけとなった、もしくはオンラインによるカジノに目を付けたのは、イギリス連邦に加盟しているカリブ海に浮かぶ国であるアンティグア・バーブーダです。
特に大きな産業はなく、人口も8万人程度の小国が現在のオンラインカジノを世界中に普及させる要因になった法律を制定しました。FTPZ法と呼ばれる法律なのですが、この法律はオンラインカジノなどオンライン上でのギャンブルを行うことについて、国がライセンスを発行することで許可するというものでした。これが1994年に制定されたことで、その後ヨーロッパやアジア、カリブ海諸国でオンラインカジノ合法化が進み、国が運営許可を与えることでオンラインカジノをお客に提供できるようになったのです。
その後、インターネットの高速化やゲームグラフィックの向上などテクノロジーの発達とともに、オンラインカジノも高度化し、よりリアルに近い形でより魅力的なオンラインカジノへと成長していきました。海外のスタジオでディーラーが実際にカードを配る様子がライブ中継され、プレイヤーはそのディーラーを相手にゲームを楽しむことさえできるようになりました。グランドカジノさながらの臨場感すら味わうこともできるようになっています。