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【平昌五輪】「スノーボードハーフパイプ」で平野歩夢と戸塚優斗が王者・ホワイトに挑む!

FILE - In this Feb. 11, 2014, file photo, Japan's Ayumu Hirano competes in the men's snowboard halfpipe final at Rosa Khutor Extreme Park, at the Winter Olympics in Krasnaya Polyana, Russia. Hirano will be taking part in competition at the Winter X Games this weekend in Aspen, Colo. (AP Photo/Andy Wong, file)

第23回冬季オリンピック「ピョンチャン五輪」が9日に開幕した。日本勢のメダル獲得数が長野五輪(1998年)でマークした過去最多の10個を上回ることができるかにも注目が集まる中、メダルはおろか頂点の金メダルをも射程圏内に入れている男子スノーボードハーフパイプの平野歩夢と戸塚優斗にスポットを当てたい。

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平野といえば、前回大会のソチ五輪(2014年)で同種目に初出場を果たして銀メダルに輝いた。あれから4年の月日が流れて今度は頂点を狙う位置へと自身を高めてきた。ウィンタースポーツの祭典「Xゲームズ」においては、2016年と2018年大会でスーパーパイプで優勝するなど、着実に世界一への階段を登ってきた。最大の持ち味であるエアの高さを生かして、金メダルを掴み取りたい。

平野と国内での大きなライバルとなるのが戸塚優斗だ。昨年3月の日本選手権で初優勝を飾ると、9月のワールドカップでは見事に初出場初優勝を果たして一気に金メダル候補に名乗りを上げた。今季W杯に3試合出場し、すべてで表彰台に上がるなど16歳の戸塚には高い位置での安定感と勢いがある。

イギリスの老舗ブックメーカー「ウィリアムヒル」が発表したピョンチャン五輪男子スノーボードハーフパイプの金メダルオッズによると、2大会連続のメダル獲得を狙う平野が2番手の3.25倍、初のメダルを取りにいく戸塚は3番手の4.50倍と上位で拮抗しており、日本に2つのメダルをもたらす可能性はきわめて高い。

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しかしながら、平野が2番手、戸塚が3番手ということは1番手が誰かいるということだ。トリノ五輪(2006年)、バンクーバー五輪(2010年)で同種目連覇を果たしているショーン・ホワイト(アメリカ)が3.25倍のオッズで二人の上を行く。

ホワイトは今回の平昌五輪が復帰戦となる。2014年のソチ五輪では4位に沈んだホワイトに更なる悲劇が襲った。昨年10月、ワールドカップ前のトレーニング中に激しく転倒、顔に62針を縫うケガを追ったのだ。一時は平昌五輪出場も危ぶまれたが、直前のワールドカップ第4戦に出場すると、難度の高い「フロントサイド・ダブルコーク1440」などを完璧に決めて、満点の100.00点をたたき出して優勝したのだ。

この時戸塚は3位でホワイトの強さを目の当たりしている。「平野と戦えるのが楽しみだ」と平昌五輪での意気込みを語った絶対王者の31歳ホワイトを平野&戸塚の若手が世代交代の引導を渡すことができるか?

男子ハーフパイプは予選が13日、決勝が14日に行われる。

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