デラウェア州がアメリカで初のスポーツベッティング合法化を成し遂げた―。
先月14日、アメリカの最高裁がこれまでスポーツ賭博を禁じていた連邦法「1992年連邦プロ・アマスポーツ保護法」(PASPA法)は無効であるとの判決を下し、アメリカ全土でのスポーツベッティング合法化の道が開かれた。
これまでラスベガスのあるネバダ州のみがスポーツベッティングが合法化されていたが、最高裁の判決以降で初めてデラウェア州がスポーツベッティングの合法化に成功している。
そもそもニュージャージー州が最高裁にPASPA法の無効を訴えていたのだが、スポーツベッティング合法化についてはデラウェア州が今月5日からスポーツベッティングのオペレーションを開始することになり、先頭を譲った格好となった。
デラウェア州の顧客は、デラウェアパーク、ドーバーダウンズホテル&カジノ、そしてハリントンレースウェイ&カジノの3つのカジノ施設でスポーツベッティングへの参加が可能となる。
デラウェア州は、日本でもスポーツベッティング参加を可能にしているブックメーカー「NetBet」のようなオンライン上でのスポーツベッティングを可能とするスポーツゲーミングを「デラウェアロッタリー」(Delaware Lottery)が提供することになっている。
5日に開業するデラウェア州のスポーツベッティングには全米の注目が集まりそうだ。
また、アメリカ国内でグランドカジノ内だけでなくオンライン上でのスポーツベッティングが広がれば、さらにアメリカ国内でのスポーツベッティング市場はさらに盛り上がりをみせるであろう。