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【海外取引所】Huobi(フオビ)概要

 

元々中国の北京を拠点としていたHuobi(フオビ)ですが、昨年2017年12月に香港へ拠点を移しています。

拠点を移した背景には中国当局の取引所を含む、仮想通貨関連事業への取り締まりが厳しくなったことが考えられます。

ご存じの方も多いかと思いますが、中国国内での規制強化が理由なのですが、
具体的には…
(1)引所の規制
(2)ICO禁止
(3)マイニング規制

香港に拠点を移した背景としては、中国当局の仮想通貨に対しての規制が更に厳しくなるということを見越してのことでしょう。

Huobi(フオビ)とは?

Huobi(フオビ)は中国取引所の1つで、シンガポール、香港、アメリカ、日本、韓国、韓国にオフィスを構え、130か国に展開するグローバル企業です。

現在ではOKEXに次ぐ世界2位の取引量を誇る仮想通貨取引所です。

2017年12月には日本の大手金融会社である「SBIホールディングス」との業務提携を発表して大きな話題となりましたが、2018年3月9日に資本&業務提携が解消されました。

※SBI Holdings公式HPより抜粋

Huobiの管理画面は日本語にも対応していることから、現在多くの日本人も利用しています。

仮想通貨取引所Huobi(フオビ)の基本情報

社名 Huobi
設立 2013年
拠点 香港、シンガポール
代表取締役 李林(Leon Li)
取引の種類 信用取引、現物取引
取引銘柄数 104種類(2018年5月時点)
口座数 数百万
最高取引額/日 5100億円相当

Huobiの特徴

○日本語対応
○取引高が世界2位の取引所
○取扱い銘柄数(アルトコイン)は104種類
○取引手数料は一律0.2% ※Huobi発行トークンのHTに関しては0.1%後述あり
○Huobi Token(HT)という独自通貨を発行
○スマホアプリが使いやすい
○取引所のセキュリティも非常に高い
○HTを使うと手数料半額

日本語対応をしていることに関してはとても嬉しいポイントですね。中国市場で有名なバイナンスに関しては日本語対応していないので、こちらに乗り換えている人も少なからずいるようです。

サイトも見てみると分かりやすい作りになっています。

OKEXのCEOだった李書沸がHuobiに電撃移籍をしたことで独自通貨のHTが今後大きな成長をするきっかけになるかもしれないですね。

Huobi Tokenの市場価値については こちら

HTを使うと取引手数料が50%オフになるだけじゃなく、HT自体に価値が付いているので、Huobiに注目が集まることで、HTの価格も大きく上昇していく可能性もあります。

仮想通貨取引所Huobi(フオビ)のメリット&デメリット

メリット
① 最大3倍のレバレッジ取引が可能
② 独自トークンであるHuobi Token(HT)を使うと手数料が半額
③ 分裂通貨の対応が早い
④ 通貨の人気投票がある

デメリット
① サポートは中国語、英語
② 日本円の入金が出来ない

では、1つずつ解説していきます。

メリット1:『レバレッジ取引』・最大3倍のレバレッジ取引

最大3倍の信用(レバレッジ)取引が可能となっています。

BTC建てで、レバレッジ取引が可能な通貨は「ETH, BCH, XRP, LTC, DASH, EOS, ETC, OMG, ZEC, QTUM, HSR」の11種類です。

引用元:BTC Margin Trading is Live on Huobi Pro

メリット2:Huobi Tokenで最大50%の手数料半額を受けられる

Huobi Token(HT)はHuobiが発行する独自のトークンです。

すでに終わっているのですが、2018年1月24日から2月7日までの期間にポイントカード購入者に配布されていて、Huobi Tokenを持っている人はその後VIP登録をすることで手数料が50%まで割引されます。

Huobi Tokenの特徴
☆発行枚数は5億枚
☆Huobiが四半期ごとに買い戻す

メリット3:分裂通貨への対応の早さ

通貨の分裂と言えば、2017年はビットコインが何度も分裂したことで各仮想通貨取引所での対応が話題となりました。

Huobiはこれまでのビットコインの分裂通貨に対応していて、2017年10月に発生した、BTG(ビットコインゴールド)、同年12月に発生したSBTC(スーパービットコイン)にも対応しています。

その時の対応についてはこちらをご覧ください。

分裂をして即座にこのように会員に対して発表をするスピード感はとても大事なことだと思います。

主なところだけ訳しますが、通貨分裂後にBTC(ビットコイン)を所有する会員様には同等のSBTCを分配致します。もしHuobi walletにBTC(ビットコイン)をお持ちでしたら、3日後にSBTC(スーパービットコイン)をお受け取りになれます。

ご覧のとおり、分裂通貨後の3日後に会員にSBTCを分配するのは対応が早いと言えます。

デメリット1:中国語・英語のサポート

カスタマーサポートに英語で『いつ日本語サポートを開始するのか教えてくれますか?』と問い合わせをしてところ、相手は英語でも答えてくれました。ただ、質問したことに対して丁寧に教えてくれたわけではなく、アナウンスに注意してほしいと言われたので、カスタマーサポートの質が少々低いのでは?って印象を受けました。とはいえ、きちんと応答してくれるのでその辺りの不安はありません。

カスタマーサポートはもっと改善の余地があるのかなと思いますが、今後も期待したいですね。

デメリット2:日本円で購入ができない

Huobiでは日本円で仮想通貨やトークンの購入が出来ません。

したがって、ビットフライヤー等の国内の仮想通貨取引所でBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)を購入して、Huobiに移す必要があります。

Huobi内で、ビットコイン、イーサリアム、USDT(USD Tether)建てでアルトコインの購入が可能です。

引用元:Regarding SBTC Distribution

日本でも話題となったエイダコインの取り扱い開始

2018年4月16日にCardanoの独自通貨ADA(エイダコイン)の取り扱い開始の発表がありました。

Huobiの英語でのお知らせによると、BTC(ビットコイン)、イーサリアム(ETH)、USDT(テザー)建ての取引可能になります。

公式HPでの言語による情報量の差

Huobi公式HPの一番下にお知らせ一覧があるのですが、ここは日本語だと表示される情報が圧倒的に少ないのですが、英語にすると細かく発信されていて、情報格差はとても大きく感じます。何か新しい情報を確認するのであれば英語で情報を確認するのが良いでしょう。